2011年6月21日火曜日

真面目な話(その2)

・・・・・・・っということで、真面目な話のつづき。



そのようにボクらエアロビクス愛好者は、「ボディーなんたら」を毛嫌いしている。



だが、あれだけの人気は現実として認めなければならない。



エアロビクスの人気を復活させるには、敵の人気の秘密を知らなければ対抗策を立てられない。



「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」である。



1.音楽がいい。



  これを最初に持ってきてしまう。



  音楽が耳に残るのである。

 

  最新の曲を著作権の心配なしに聞ける。



  個人経営のインストラクターはそうは行かない。



  いい曲を使えば人気が出るのは知っている。



  だが、CDは高いし、いい曲ばかり揃ったものは皆無なのだ。



2.インストラクター(スタッフなのだが)が楽しく盛り上げてくれる。



  インストラクターはいつも元気いっぱいだ。



  「ボディーなんたら」のインストラクターはどれもこれも似ていて、アメリカンスマイル。



  インストラクターのその日の気分なんか関係なく、元気を分け与えてくれる。



3.自分に合った強度で出来る。



  エアロビクスのように初心者クラスとか、上級者クラスの分類がない。



  老若男女だれでも、参加できるのだ。

 

4.なんたって、世界スタンダードという安心感がある。



  世界各国、どこへ行っても同じプログラムで「ボクらは最先端だ」という、錯覚を味あわせてくれる。



  まあ、これはプレコリオ側の宣伝文句であって、会員がそう思っているとは限らない。



5.連帯感が生まれる。



  これは、上記2.と連動するが、インストラクターの元気が会員に伝染し、



  会員同士が、なにかアメリカンスマイルの同じ顔になってしまうのだ。



6.そして、ここがポイントなのだが、会員同士の間でも、階級が生まれる。



  バカでも何でも参加でき、振り付けが単純だから、上手い下手は関係なく



  みな公平だと思われがちだが、身分の差が生まれる。



  「ボディーなんたら」のスタジオを覗いてみたまえ。



  最前列は、インストラクターを盛り上げる親衛隊が囲んでいるじゃないか。



  そして、振り付けの要所要所で、決まったポーズと「歓声」をあげるじゃないか。



  それが上手く出来る会員は、位が高いのである。



  それが出来ると、無上の喜びを感ずることが出来るのである。



・・・・・・



以上、「ボディーなんたら」の魅力について列記したけれど、何か気付くことはありませんか?



そう、これは【宗教に近い】ということなんです。



そうなんです、エアロビクスの競争相手は宗教なのです。



これは手ごわい。



だって、組織対個人の戦いなのですから。



次に、エアロビクス側はどう防衛し、どう反撃すれば良いか考えてみることにする。



・・・・・・つづく。











  

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