・・・・・・・っということで、長女は剣道初段である。
ぼくが中学生のとき剣道部に入ったが、夏の合宿でシゴかれ、嫌気がさして辞めてしまった。
そんな不甲斐ないオヤジなのに、長女を近所の奥さんが通う道場に入れてしまった。
親が言うのもナンだが、娘のスジは良かった。
道場の師範にも気に入られ、将来を嘱望されていた。
区の大会だったか、選手宣誓までやらされた。
でも、試合では初戦で負けていた。
勝負に拘らず、大きく育てようと基本を叩き込まれていたようだ。
・・・・・・
親としても、竹刀、防具など一式を揃え、応援していた。
本人は別に嫌とも言わず、雑巾がけで足の裏の皮がめくれても、泣き言一つ言わなかった。
そうこうする内に、オヤジが取れなかった初段をアッサリ取ってしまった。
・・・・・・
もう二段に挑戦できるというある日、道場から娘さんがこの頃来ていないと連絡があった。
おかしいなぁ~、防具一式かついで元気に家を出たのに。
娘を問い詰めてみると、道場には行かずに公園で時間を潰していたとのこと。
本心は、剣道の練習が嫌で嫌で仕方なかったのだと白状した。
・・・・・・
ホントーに悪いことをしてしまったと、心から後悔した。
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