・・・・・・・っということで、毎日新聞に「香山 リカ ココロの万華鏡」という連載エッセーがある。
今日の題名は【何かは切り捨てて】であった。
女性宇宙飛行士の山崎さんを例に出し、最近は女性の経済学者や音楽家、政治学者など、多芸多才なのに芸能人と見紛うばかりの美人が多い。
そして、彼女らは家庭を持って、ちゃんと子供を育てていたりする。
「それと比べて自分は」・・・・と、落ち込む女性が多いのだそうだ。
そんな患者を診て、香山嬢は:
【ひとつのことのために、別の何かは捨てる。人生は、そうやって悔しい思いをしながらも、いろいろなことを捨てたり削ったりしながらでないと進めない、と私は考えている。そして、それは負けでも恥ずかしいことでもなくて、潔く立派なことなのだ。】
と書いている。
そして、【全部は手に入らないし、手に入れる必要もないのだ。目の前のことがひとつかふたつで、もういぱい。それが人間というものだ】と結んでいる。
全くその通りだと思う。
確かに、沢山のものを手に入れたいとレベルアップする努力は大事だ。
でも、何かを捨てないと手に入らないことって普通にあるのだと気付くと、思いのほか気が楽になるものである。
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