2009年2月14日土曜日

バレンタインデイに寄せて

・・・・・・っということで、せっかくのバレンタインデイなので、その連想。

ハッピーな日に相応しい話題になるか、自信はありませんが。

・・・・・・私の部に若い女性社員がいて、突然辞表を出されたことはチラッと書いた。

入社したときは21歳で、平均年齢の高いわが部を一人で、下げてくれていた。

気になって生年月日を調べてみたら、26歳になっていた。(今年27歳)

もちろん英語はペラペラで、超がつくほど仕事をまじめにやってくれた。

私の直属の部下ではなかったが、最近では珍しい純粋培養で育ったようなお嬢さん。

要するにスレていないんですね。

背が高く、170cm近いかな?

その上、色白の美人ときている。

私が、ちょっと気になっていたのは、若い子なのに服装が地味なこと。

地味というより、金がかかっていない感じかな。

ある年のバレンタインデイで、例によって女性社員が職場の男性社員全員にチョコレートを配っていた。

その子も、私の机にチョコレートを置きにきてくれた。

「ありがとう。でも、ここは男性社員が多いから大変だよね。義理チョコ。」

・・・・・っと言ったら、彼女は小さな声で

「これは、義理チョコではないですよ!」

・・・・っと、ハニカミながら言った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ジィ~~~~~ン。

幾つになっても男は、バカですね。

分かっちゃいるけど、ウレシイんですよね。

それも、自分の歳の1/3とはいわないまでも、まるで娘と同じくらいの子なんですぜ。

・・・・・っで、ホワイトデイまで待たずに、その子を食事に誘った。

断っておきますが、下心(したごころ)はまったくナシですぜ。

新宿南口のホテルのレストランで、やたらに夜景がきれいな所だった。

断っておきますが、そのレストランを予約したのは、私じゃなくその子ですぜ。

夜景の名所らしく、周囲はデートのカップルの予約でいっぱいだった。

ちょっとワインなんか奮発して、いい雰囲気になった。

すると、彼女から「めったに話さない話題で、これを言うと暗くなっちゃうんだけど・・・・」

・・・・っと、彼女の身の上話を聞かされた。

実は、両親は早い段階で離婚してしまい、母親一人で育ててくれたとのこと。

兄が一人いるのだけれど、父親と喧嘩したあと飛び出し、いまはどこにいるかも分からないらしい。

・・・・・・・くっ暗ぁ~い話。

なのに、なんでこんなに素直(すなお)で、気立てのいい子に育ったのだろう。

・・・・・・・っと、話はここまでで、音楽の話題なんかで楽しくおしゃべりして、別れました。

・・・・・っで分かったこと。

これだけは自信がありますが(ホントかな?)、彼女が好意を寄せてくれていたのは間違いない。

でも、その好意の本質は恋ではなく、「父性愛」だったのです。

ウ~ン、父性愛。この世の中は、父性愛が足りない。

マア、それはどうでもいい話なんですけど、その後、なるべく距離を置くことにした。
(こういうのが、KYっていうんですよねー。)

ウチの会社には、彼女をものにできるような男はいないんかイ?

わたしが、あと25年若けりゃ、とっくのとーに結婚してマッセ。

・・・・・・っで、彼女に質問した。

「寿退社なの?」・・・・・・No.

「次の会社決まっているの?」・・・・・・No.
(これを鵜呑みにするほど、バカじゃないが。)

それにしても、もったいない人材を失うことになったものだ。

でも、彼女の決断も分かるような気がする。

彼女の幸せを祈らずにはいられない。



end.

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