・・・・・・・っということで、通勤経路の途中で、公園の中を時々通ることにしている。
セミの鳴き声に圧倒される。
全ての木にセミが止まっていると思われるくらい、頭上からセミの声が降ってくる。
あんな小さな体から、どうしてこんなに大音響を響かせることが出来るのか不思議だ。
近くに止まっているセミからはちゃんと「ミィ~ンミィ~ン」と聞こえるのだが、
全体ではワァ~ンワァ~ンっと、林自体が共鳴しているような音になる。
今鳴かなければもうチャンスは二度とないような、切羽詰った感じで声を振り絞っている。
実際そうなんだろう。
最初で最後の夏を惜しむように。
鳴くだけ鳴いて、
死ぬまで鳴いて、
最後は疲れ果てて、
軽い体になって地面に落下する。
やがてアリ達が巣穴に運び込めるくらい細かくバラバラに解体し、
やってくる冬の食料とする。
・・・・・・
秋はすぐそこだ。
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