2010年8月10日火曜日

究極の自由

・・・・・・・っということで、通勤電車の中では、いつも本を読んでいるか、パソコンでブログを書いている。

最近読んでいる本は、日本の小説だ。

若い頃殆ど本を読まなかったため、小説、特に日本の小説、それも現代の小説は全くと言って良いほど読んでいない。

だから、どの本を読んで良いか見当が付かない。

そこで、最近気が付いたのが、「直木賞」を取った作家の本が一番の近道じゃないかと。

遅ればせながら、本に「直木賞受賞作」という帯が付いていたら、見つけた順に読んでいる。

今読みかけなのが、【江國香織】という女性作家の書いた「号泣する準備は出来ている」という本。

第30回受賞作だ。

こういう書き方の本は初めてだ。

女性特有の感性をストレートに表現している。

ありきたりの日常風景の中で、心理の細やかな動きを表現している。

特にドラマがあるわけではない。

既に人気があって、有名人なのかも知れないが、すっごく才能があると思う。

女性が読んで共感できる本だと思うが、男性が読んでも勉強になる。

何の勉強かって?

女性心理の勉強ですよ。

本を読んでいていつも同じ感想を書くのもナンだけれど、もっと若い時期に小説を沢山読んでいればよかったと後悔する。

例えばこの本の中で感心した表現:

「自由とは、それ以上失うもののない孤独な状態のことだ。」

なんて書いてある。

どうです?

結構深いでしょう?

究極の自由とは、愛する人さえも、全てを失った状態だというんですね。

愛するとは、拘るということで、拘る事は自由じゃないですよね。

自由自由というけれど、突き詰めれば孤独な状態。

だったら、多少不自由だっとしても、それはそれで幸せなことなのかも知れない、

・・・なんて、考えてしまいますよね。


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