2008年2月22日金曜日

再度イージス艦「あたご」のこと

・・・・・・っということで、他人とぶつかっても傍若無人にスタジオ内を動き回る勘違い男のことを書いた。
・・・・・・っで、ぶつかる連想で、再度イージス艦「あたご」のことを書かせてください。
フィットネスとは全く関係ない話題で迷惑でしょうが。

・・・・・・っということで、私の経験として、2回ほど新聞沙汰になる事件に巻き込まれたことがある。
そのときに、感じたのは、新聞って信用ならんなァ~・・・・・・っということ。
正義の味方ぶって、一方的な印象を読者に押し付ける。
特にひどいのが、朝○新聞。
一見、公正な書き方に見えて、巧妙に偏見を植え付ける・・・・・・ってェ、感想をそのとき持った。
まあ、面白おかしく書くことも必要だとは分からんでもないが。

・・・・・・っで、こういう交通事故がおきたとき、海難審判、あるいは航空・鉄道事故長調査委員会の調査員から言われるのは、
「認定した事実のみを供述せよ」である。
個人の予想、推理、断定などは排除しなければならない。
現時点で、どちらに責任があるかは全く不明。

とはいっても、事故原因が正式に発表されるのは、まだ何ヶ月も先のことである。
これでは、マスコミは喰っていけない。

じゃあ、どうすりゃいいの?
やはり、基本姿勢は事故に影響しうる事柄を、客観的に読者に提示することを徹底すべきだと思う。

前回のブログで、私が考えられる項目を一部挙げた。
漁船団がほぼ真南に進路を取っていたとのことなので、月の位置が何らか影響したことは排除されるはず。
4時は当直の交代時間であったという着眼点は、ようやくマスコミでも取り上げられるようになった。
最初おおきく騒がれた、緑色の灯火については、他の漁船が回避行動で一時左に舵を切ったことで、説明が付く。

要するにそういうことです。
客観的な事実の積み上げで、事故の全体像がある程度見えてくるものです。
それ以上を、読者は期待してはいけない。

今のマスコミの論調は、自衛艦側が悪いという印象を目立たせている気がします。
その一つに、自衛艦側に回避する第一責任があったというもの。
ルール上はその通りです。
但し、条件が付きます。
「衝突コースにある場合」っというのがその条件です。

ようするに、衝突する危険性が無い場合は、相手を右に見るポジションでもわざわざ、右に舵を切る必要が無い。
これは当たり前のことです。
当たり前すぎることです。

じゃあ、衝突するコースに入っているという判断はどうやってするか。
これも、船乗りや、飛行機のパイロットなら常識ですが、「お互い、相手の見える方向(角度)が時間の経過でも変わらない場合は、衝突コースと判断する。」です。

ようするに、「あたご」が相手の船を、2時方向に発見したとします。
それが、時間が経過するにもかかわらず、いつも2時方向に見えたなら、すぐに回避行動をしなければなりません。
もっと簡単に言えば、相手が動いていないように見えたら、危ないのです。
こういうことについては、全くマスコミは書かない。
こういうことを、海難審判は当直担当に質問しているはずです。

マスコミは、「あたご」が自動操縦で航行していたことがケシカランと書いています。
皆さんは、船の操縦というと、大きな蛇輪を船員が回している光景を思い浮かべます。
今どき、そんなふうに船は操縦しません。
ダイヤルを進路に合わせるだけです。
後は、船が自動的に舵を切って、その方向を維持してくれます。
当然、ダイヤルは人が、変更の都度、チョチョイと合わせます。
でも、これを自動操縦というのでしょうか?

誤解される書き方かも知れませんが、ルールは確かに決まっていますが、最終的には、お互いのアウンの了解で、避け合います。

みなさんも、街を歩いていて前から来る人とお見合いになることは経験しますよね。
大体の場合は、相手の動きを予測してぶつからずに歩いていますよね。
要するにアウンの呼吸で、歩いているはずです。
もし、歩いている場合でもお互いに右に避けましょうというルールを作っておけば、お見合いになる確率はグッと減ると思います。

船のルールとは、それと殆ど変わらないということです。

念のために繰り返しておきますが、私がどちら側が悪いといっていることでは無いので・・・・・。

0 件のコメント:

にほんブログ村 健康ブログ フィットネスへ