2007年12月31日月曜日

蒼井優はいいね

・・・・・ということで、無知自慢である。

人間ってぇのは面白いもので、お互いの病気を自慢しあったり、
自分がどんなに貧乏かを自慢したりすもんですな。
案外多いのが、腰痛自慢。
こんど酒の席で話題に出してごらんなさい。
必ず自分の腰痛を自慢するヤツが出てくるもんですよ。

・・・・・っで、私の場合は、流行に対する無知自慢。
えッ?!こんな有名なタレント知らないの?
・・・・って聞かれると、無常の喜びを感じてしまう、
変な性格なんですな。

・・・・・っで、今年のレコード大賞曲は「蕾」。
知りませんッ。
歌っているのが「コブクロ」。
全く知りませんッ!(キッパリ)
じゃあ、曲くらいはどこかで聴いたことあるだろう?

・・・・・っで、調べてみました。
なかなかサンプル曲に出くわさなかったんですが、だんだん判ってきた。
小渕+黒田=コブクロという男性デュオ。
その身長差が日本一。
ストリート出身。
2001年メジャーデビューっとあるので、新人じゃないな。
7年間も私の情報網をすり抜け続けたのか。
05年には「桜」という曲が国民的ヒットとある。

ああ、聴いたことあるぞ!!
ようやく頭のハードディスク奥のほうからメロディーの断片が流れてきた。
「サぁクラ~、サぁクラ~・・・・・・さらばぁ~友よ・・・」
ウン、あれはなかなかいい曲だ。
(後で調べたら、全く違う曲だった。)

・・・・っで、「蕾」である。
ようやく、YouTubeで見つけた。
聴いたことある。
素人っぽい歌い方だ。
全体の雰囲気が、昔のスタイルだ。
私のような古い人間も懐かしいと感じることが出来る、
そんなメロディーだ。

(あっ、ちょっと今日は長くなりそうです。)

・・・・っで、ついでに「桜」を観てみた。
私の思っていた桜とは違っていたが、これもいい曲だ。
特に、プロモーションビデオがいい。

朝、女性が幸せそうな雰囲気で目覚める。
リクルートスーツに着替えて、就職活動に出かける。
夜、一人暮らしの部屋に帰ってくる。
そして、泣き出してしまう。
昔の学生時代に彼と一緒に撮った写真が出てくる。
・・・・・・・・・・・・・・
最後は、もう廃校が決まった校庭に、満開の桜が一本。

・・・・・・・っという構成である。
はからずも涙が出てきてしまった。
こういうのに弱いんですな。
すぐ感情移入してしまう。

・・・・っで、ジイサンはここから飛躍してしまうんですな。
最近の若者は、覚めているとか、凶暴だとか、
いろいろマイナス面で捉えられがちだ。
でも、こういう波長の曲に心が同調するというか、
求めているというか。
ワシらの世代と全く共通するものを持っている。
さすがに昔と比べ、曲調は洗練されているが、
ワシらの育ったフォークの時代と同じ空気を感じる。
逆に、ワシらの世代よりずっとずっと、心が繊細なのかもしれない。

・・・・っで、また飛躍してしまうが、
ミュージックビデオの作り方がものすごく上手いということ。
日本映画は、予算が大きいほど駄目な作品に仕上がるのだが、
予算が限られているととてもいい映画を作る。

ミュージックビデオといえばMTVだが、日本のほうがずっと上手い。
もう芸術の域に達している。
アニメもそうだが、ミュージックビデオ(あるいはデジタルビデオ作品)には、
とてつもなく優れた才能があふれているように思う。

流行にはチョー鈍感なジイサンが、今ごろ気がつくのは遅いのだが、
優れた感性を若い人たちはみな持っているのだろうな。
そして、そんな感性が育つ環境がすでにこの世の中に揃っているのだろう。
そういう意味において、最近の若者は恵まれた環境に生きているともいえるのではないだろうか。

・・・・っで、コブクロの「桜」には別バージョンがあって、
そちらには蒼井優という女優が出ている。
ミュージックビデオの出来そのものは、就職活動判の方が数段上だが、
蒼井優はいいね。
蒼井優は実にいい。

・・・・・・・ッえ?超有名だってぇ?

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