2007年8月4日土曜日

無謀なチャレンジ

まるでステップに飢えたように昨夜のステップファンと、今朝のステップマスターに出てしまった。
昨夜の方がワンクラス上の難度で、五段階あるステップの二番目に難しいレベルである。
実は、このレベルに出たのは以前一回あるだけで、そのときはとても難しくてお地蔵さん状態になってしまった経験がある。
それを、8ヶ月以上のブランクの後にチャレンジするとは、我ながら無謀な行為である。
インストラクターも初めてだ。
背が高く、好青年のようである。
入り口前で、「このレベルは初めてで、皆の足を引っ張りたくないので、どうか私を無視して進めて下さい」・・・・っと予め頼んでおいた。

出席者の顔ぶれを見ると、いかにもオレ(ワタシ)は上手いぞ・・・ってぇ顔つきだ。
待ち時間の間だけでも、クルクル回るデモンストレーションを周囲に見せ付けあっている。
それだけで、ワタシなんぞは気後れしてしまう。
人数は22人とそんなに多くはないが、それだけ選りすぐりのツワモノ達なのだろう。

前日のステップクラスに比べ、音楽のスピードはそれほど速くはない。
だが、ステップバリエーションの変化が早い。
まだ覚えきれないうちに、もう次に変化している。
ヤッパリ、無謀な行為だったのだろうかという思いが、頭をよぎる。

マスタークラスに比べ、1ブロック多い3ブロックで構成されているのが後から分かった。
だから、いちいち時間をかけていられないのだ。
もうこのレベルになると、付いてこられない方が悪い。
周囲を見ると、皆一度であっさりマスターしてしている。
でも、心なしか、私のレベルに合わせて、いつもより丁寧に教えてくれている感じがする。

各ブロックごとに、どうしても上手く出来ない箇所がある。
さらに、次のブロックをやったら、前のブロックは完全に忘れている。
もともと記憶力が悪いうえに、体の動きが悪くなっている、それにこのブランクだ。
もう三重苦である。

だが、これでも何回も繰り返せば、少しずつ出来るようになる。
これが醍醐味なのである。
この歳になると、上達するっという快感はめったに得ることが出来ない。

結果として自己採点すると、90点の出来かな?
少しだけ余裕が出来、周りを見渡すと、案外固まっている参加者もいるではないか。
すぐ右後ろの若もんなんぞ、頭が悪いと見えて複雑なパターンが覚えられず、全く違う動きを勝手に作ってクルクル回っている。
クルクル回ることだけが、得意なだけらしい。
どうも、格好いいところを女性に見せたいという単細胞らしい。
ナ~ンダ、てえしたことネーじゃネーか

我ながら結構真剣に取り組んだ。
最後に何度か3ブロック通しで繰り返すのだが、出だしだけは間違わないようにした。

・・・・・っで、90点の出来である。
終わって、出口でインストラクターから、「全く問題なく出来ていますよ」・・・・っと、声をかけられた。
ジ~ン・・・。
われながらウレシイ。
「そうですね、あとは慣れですね」・・・っと、可愛げないことを口走ってしまった。
ホントーに若いのに良く出来たインストラクターである。
彼なら、一般の会社に入っても、サラリーマンとして上手く世の中を渡っていけそうである。
また出ようという気になった。

一つだけ気になったことがある。
それは、インストラクターのまん前に陣取った一人の女性である。
確かに慣れている。
すぐに覚える。
そこまではいいのだが、両手を上に広げ、いかにも得意げにワタシを見て!!・・・ってぇ行為をする。
インストラクターが動作を止めているときは、その女性を見れば参考になるので助かるには助かる。
だが、その行為はいかにも浅はかだ。
クルクル回っていいところを女性に見せようという魂胆の男性と、まん前に陣取ってインストラクターと参加者に注目されて恍惚感に浸る女性と。
世の中には、色々な人種が生息しているものだと、あらためて感じる。
まあ、いつものことながら、自分のことは棚にあげているのだが・・・・・。

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