2007年7月28日土曜日

コソ泥

昨夜はボクシングの真似事をするKOというクラスに出た。
前にも2回ほど出たことのあるクラスだ。
ほとんど満員の盛況だった。
以前は、小さい方のスタジオでやっていたのだが、すぐに大きい方に移った。
それだけ人気のクラスなのだ。

ファイト系の中でこのクラスの特徴は、実際にグローブを装着させることだ。
グローブは非常に簡易なもので本格的なボクシングで使うものとは程遠いが、両手にはめると何か気分が高揚するから不思議だ。
通常は素手でゲンコツを振り回すだけなので、グローブを付けると思いっきり殴れそうな気にさせてくる。

例のビリーズブートキャンプの影響か、女性の参加者がとても多い。
インストラクターはここのチーフインストラクターで、「コソ泥」というあだ名を勝手に付けた、ムキムキマンだ。
チーフだけあって、やたら声が大きく、元気だ。音楽のボリュームを一杯上げても、彼の声はさらにデカイので、否が応でも参加者の気合が入ってくる。
当然外まで聞こえるので、ヨガをやっている隣のスタジオは、いい迷惑だろう。
ビリーのように面白いことは言わないが、会員を煽るのはさすがに上手い。

え方は適当だ。
「思いっきりゲンコツを振り回してスカッとしようぜ」っというのが彼のコンセプトだ。
参加者の間を回ってくる彼の構えるミットにめがけて、思いっきりパンチを打ち込む。
ただそれだけだ。
最初に、親指はゲンコツの中に入れない、当てる場所はナックル部分(第3関節)、当てる瞬間は強く握ること。注意はそれだけだ。

終わったあとは、汗ダラダラ、間違いなくスカッとする。人気が出ないはずがない。

しかし、この頑固ジイサンは満足していない。
その証拠に、8ヶ月の間でたった3回しか参加しなかった。
コソ泥にしてみれば、オレのやり方に何か文句あっか?・・・・っと思うだろう。
大有りだ。

パンチを打って上手くヒットすれば、パンッといい音がするはずだ。
それがなければ、スカッとしないのだ。参加者はそれを求めているのだ。

一番最初に参加して気が付いたのだが、打つ瞬間に彼はミットを引くのだ。
コンニャローっと思って、今度はさらに踏み込んで打つと、次はそれを見越して彼はさらに後ろにミットを引くのだ。
分かってます。その理由。
彼の手首も負担になるし、生徒の手首も心配だ。ナンセ相手はド素人なのだから。
それが分かって、もう嫌気がさした。

しかし、このフィットネスクラブもあと5日なので、最後にまた出てみたという次第だ。

・・・・・っで、少しは変わっていたか?
引く癖はあい変らずだが、音のことはさすがに気がついたらしい。
時たま、逆に生徒のパンチ側にミットをぶつけて来るようになった。
力の弱い女性相手だと、ほとんどフニャフニャパンチだ。
だから、ヒットする感覚を相手に持たせてあげようとして、そのような新しい動きの癖が彼に付いたのだと思われる。

・・・・・っと、ここまで書いて、脳がアルコールに侵食され始めた。
明るいうちに酒を飲まないルールだが、今日は土曜日。
まあいいとしよう。.....to be continued.

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