2007年7月13日金曜日

アメリカのフィットネスクラブ(3)

.....っとまあ、この題材で進めてきたのだが、正直言ってあまり面白くない題材だ。
行きがかり上、中途半端は避けたいので、適当にお茶を濁して終えることとする。
今まで分かった日本との違いは:
1)アメリカはクラブの数が圧倒的に多い。(アタリマエ) 
街角に有象無象のクラブがたくさんある。 
無理して結論付ければ:ちょいと立ち寄って運動するということが生活の中に組み込まれている。

2)ちゃんとしたクラブは、ホームページに料金体系を載せていない。
問い合わせなければ教えない。 
無理して結論付ければ:問合せの情報を営業に役立てようとしている。 
フィットネスクラブをビジネスとして強く捉えている。他社との競争を前提に置き、営業力を重視している。

3)施設が充実している。 
無理して結論付ければ:会員としてのステータスを高めようとしている。 
これについては、ちょっと踏み込んで考察してみたい。

確かに狭い日本と比べ、アメリカの方が施設を十分とるスペースがあるので太刀打ちできないのは分かる。体育館、テニスコート、スカッシュ場、ゴルフ場隣接などなど。
しかし私が注目するのは、会員同士が交流するスペースを設けていることである。
即ち、ちょっとした軽食が食べられるコーヒーショップとか、バー、本格的なレストランを持っているクラブも多い。
さらに、パーティーが開催できるBallroomがあったり、セミナーを開ける位の会議場なども持っているところもある。
要するに、会員同士がそのクラブの一員であるという連帯感を持てるような工夫がしてあるのである。
アメリカ人のパーティー好きは良く知られていて、ちょっと辟易させられることもあるが、会員同士の交流という面は非常に重視している。

では、日本はどうかというと、運動が終われば、シャワーを浴びたらサッサカとクラブを後にする。
ロビーといっても、新聞雑誌や、テレビが置いてあるだけで、そこで時間をつぶさせようという配慮はない。
スペースだけの問題ではないと思う。
そういう発想が全然ないのだと思う。

清涼飲料の自動販売機は置いてあるが、次のプログラムまでの待ち時間にちょっとスナックを摘まんで小腹を満たすというようなことは出来ない。

そこで、私の(切なる)希望だが:
バーコナーを作って欲しい。
照明はちょっと暗めで、大画面TVでスポーツ番組などを流していればなおさら良い。

無理だろうか?
イヤイヤ、無理であるはずがない。
運動した後、冷たい生ビールをチビチビやるというのは、大人の特権ではないだろうか?
日本人は、この大人としての特権を行使するという考え方をしない。
大人になっても、ガキの趣味だ。
ちょいワルオヤジなどと呼ばれて喜んでいるのが関の山だ。

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