2007年7月8日日曜日

第四の主役(3)

.....っということで、アシスタントのことだが、彼らスポーツマンにとってこのアルバイトはどういう意味を成すのだろう。
1)とりあえず自分はスポーツが得意だから、将来の就職先の候補としてフィットネスクラブを経験してみよう。
 ⇒巨大な市場を形成しつつある訳だから、これはかなり健全な動機だ。
2)自分の肉体、運動能力を武器に、彼女を(彼を)ゲット(ナンパ)しよう。
 ⇒急にビローな動機になってしまったが、これくらいしか私には思い付かない。

それにしても彼らはヒマそうだ。
今のクラブはボス猿(チーフインストラクター)がしょっちゅう入り浸りだから、あまり気を抜けないが、それでも時間を持て余してボーっとした顔をしている。
何とか仕事を見つけて、(例えば座席の位置を戻すとか、イヤホンのコードをきちっとそろえるとか)動こうとするのだが、そんなことしていても長続きするわけがない。
次第に、「お地蔵様」のようになってくる。
そこんところに、ちょっとカワイイ女性会員(orナイスな男性会員)が入って来ようものなら、眠っていたアンテナがピピッと俄かに反応し始める。
本当にピピッと音が聞こえるくらいだ。

ウ~ン、若者はこうでなければならない。
こういう反応は非常に健全だ。
どうせ、安月給だ。
こういうところに楽しみを見出さなくては、若者とはいえない。

そこで、接近という訳だが、口実はいたって簡単だ。何たって声を掛けることは彼らの職責なのだからだ。
町を歩いている見知らぬ異性をナンパすることと比べたら、いたって手間が省けて簡単だ。
最初から長時間アタックすることはさすがに下心ミエミエなので、短時間のジャブ程度。
相手が顔を覚えてくれたらシメたもの。
次からは、周囲からはお得意さんと思われるので、話し込んでも不思議がられない。
だが、それが長時間だと見苦しい。
いつまで経っても、その会員から離れないのだ。場合によっては、マシーンを代えるごとに追いかける。
これは相当見苦しい。
他のアシスタントは相変わらず「お地蔵様」のままだから、この行為は相当目立つ。

姿勢を正すと称して、体にタッチすることも許されるのだから、調子に乗ってくると、彼らの鼻の穴が急に広がる。
自分じゃ何気なさを演出できていると思っているだろうが、それは大間違いだ。
どんなに鈍感な会員でも、ナンパ中であることは見抜ける。

今のクラブにはそのような露骨なスタッフは(まだ)いないが、まえのクラブではそういうのが何人か居た。
こんな美味しいアルバイト、何でみんな気が付かないだろうって顔に書いてあった。

当然、逆バージョンもあるのが世の常だ。会員の方がスタッフを捕まえて離さないのだ。
大体、この場合ジイサン会員が女性スタッフにアタックするケースが殆どだが。
ジイサンにとって、若い女性と話せるなんて、夢のようなのだ。
これも、見りゃ分かる。やたらウレシそうなのだ。
こちらの方は、会員シリーズの「シラミ男」を参照されたい。
....to be continued.

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