2007年7月9日月曜日

第四の主役(4)

......っということで、ナンパするなと言っているのではない。
前にも言ったように、若者としては健全な行為だ。
それを目的にアルバイトすることも否定しない。
実際問題として、会員の方もシェイプアップだけが目的でフィットネスクラブに通っているわけではないだろう。当然、入会する動機の一つに人間的な触れ合い(ナンパも含めて)を求めて、というのが含まれていることは誰も否定しないだろう。
まあ、そういうこととは縁がなくなってしまったジイサンのヒガミと聞こえるかもしれないが、あまり露骨にナンパしているのは見苦しいと言うことだけだ。
目立たない程度に、大いに励んで欲しいということだ。

さて、前置きが大変長くなってしまったが、彼らアシスタントのヒマをどうするかが、このシリーズのメインテーマだ。
一つは先に触れたマシーンのチェックだ。
あきらかに調子が悪いマシーンを早期発見するマニュアルが存在しないのが問題だ。
会員からの指摘も期待できないことは、1ヶ月以上もアブラ切れでギーギー鳴っていても、だれも指摘しないのだから。(これは日本人全体の問題であることは既に述べた。それは「市民」という認識が、日本人に希薄なことが原因なのだが、あまりにディープな話題なので、ここでは避けることにする。まあ、分かる人にはピンとくると思うが。)
こうなりゃ、マシーンチェックを彼らアシスタントのルーティーンに加えるべきだ。
例のジェットコースター事故でも、エレベータ事故でも、業者がメンテナンスするものと思い込んでいるのが原因だ。
そうすりゃ、「お地蔵さん」状態を少しでも緩和できる。だが、それでも彼らのヒマ状態を緩和するには、まだまだ足りない。

私の提案することは、当たり前のことだし、これが一番アシスタントにやって欲しいことだ。
それは、会員がマシーンを使っているときは、正しく使っているかアドバイスして欲しいことだ。
どのクラブも、入会時に各自のトレーニングメニューを作ってくれ、そのときにマシーンの使い方を教えてくれる。
だが、それは最初だけだ。
会員は、自分でトレーニングするときにだんだん自己流になっていくものだ。
私の経験するところ、最初のウェイトに慣れてくると、少し上のウェイトに上げるものだ。
それは、会員個人のミエでもあるのだが。
そうすると、何キログラムを何回挙げたかの回数だけが目的になって、知らず知らずのうちに持ち上げるスピードが上がっていく傾向になる。
回数ばかりでなく、ポジションの取り方もだんだん楽な方に変化していく。

筋肉を鍛えるのは、ウェイトの重さが重ければ良いというものではない。
軽いウェイトでもゆっくりやった方が効果が上がるものだ。
間違ったポジション取りでは、間違った筋肉を鍛えてしまうばかりか、関節や筋肉を傷めかねない。
頭では分かってはいる。だが、人間は自分では気付かないものなのだ。

多分、会員がマシーンを正しく使っているかチェックすることは、アシスタントのマニュアルには書いてあるはずだ。
だが、5年間フィットネスクラブに通っていて、一度もそういった指摘をされた経験はない。そういったアドバイスは、こちらから使い方の質問をしたときだけだ。

......っえ?そんなことはない?
それはオマエが頑固そうなジジイだからだろうって?
ウ~ン、そうかなァ?やっぱりそうかなァ??
そういや、マシーンルームに入っていっても、だれのアンテナもピピッと音を発てる気配はないものなァ。
歳を取ることは寂しいもんですな。(何かヘンな結論になってしまった。ホントーはアシスタントこそ第四の主役だというのが、結論のはずだったのだが。)

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