2007年7月29日日曜日

コソ泥(その2)

・・・・っで、ジイサン何がいいたいのか?
手首がダメージ受けることに対して、もっと注意を喚起すべきだ・・・・っと、言いたいのはこれだけ。
グローブはかなり強い握力で握らなければ、第3関節部分をミットに当てる事が出来ない。
大部分の人は握力がそれほど強くないので、第2関節部分で当てることになる。
一方、生徒はグローブをつけているから、イッチョウ思い切ってヒットしてやろうと思っている。
そうすると手首がグキッとなる。

インストラクターはレッスンの最初に、ヒットするときはゲンコツを強く握るように一応注意はしている。
だが、手首を痛める危険性のことは一切注意していない。
誰も真剣に聞いちゃいないし、ちゃんと聞いていたとしてもレッスン後半になれば、握力も低下してくる。
インストラクターはそのことを知っているから、ミットを引くことによってその危険を防いでいるのだ。

もうお分かりと思うが、グローブを着ける方式のレッスンには以下のジレンマが生じる。
グローブを装着⇒思いっきり殴れる⇒スカッとする⇒手首をいためる危険性が出てくる⇒インストラクターはミットを引くことによって危険を防ぐ⇒バシンという音が出ない⇒スカッとしない⇒ムキになって踏み込む⇒手首を痛める⇒さらに衝撃を減らすためにミットを引く⇒ますますスカッとしない
結果として、グローブを着けるメリットがなくなる。
要するに:「グローブ装着≠安全」なのだ。

格闘系のエクササイズでは、一切物理的にヒットさせない方式がほとんどだ。
要するにシャドーボクシングだ。
これが一番安全であるが、「スカット度」は物足りない。

以前のフィットネスクラブでは、素手でミットを叩かせる方式のクラスがあった。
そちらのインストラクターはミットで受けるのが大変上手で、生徒がかなり思いっきり殴りかかっても上手く処理していた。
上手くあたったときは、素手でもパッシッと音がするものだ。
グローブを着けていない分、生徒も正しいナックル部分で当てようとするし、思いっきりといっても素手は痛いので、生徒側もそれなりに力を調整する。
だから思ったより危険度は少ない。
でも「スカット度」は中くらいか。

結論として、フィットネスクラブでは本格的なボクシングは無理だという、当たり前の話で落ち着かざるを得ない。
再度、グローブを生徒に着けさせる場合、生徒は誤解しやすいので、手首の注意は必ずすべきと言いたい。
それも相当重点を置いて説明すべきだ。
出来れば、上で述べたジレンマを説明することが望ましい。
あくまで、ここでやるのは「マネゴト」であること。

ちなみに、「コソ泥」というあだ名は、彼に手ぬぐいでほう被りさせたら、どこから見ても典型的な泥棒の顔になるなあとそれだけだ。
色が黒く、ギョロ目で、彼ほど似合う顔を見たことがない。
だからといって、実際に彼がコソ泥であるということでは、彼の名誉のためにも絶対にない。
タブン。そうだと思う。
...end.

0 件のコメント:

にほんブログ村 健康ブログ フィットネスへ