2007年5月1日火曜日

腰痛自慢

自慢じゃないが(自慢してもよいが)私の体は硬い。
伸脚して(足を伸ばして)座ると、上体と足の角度が90度を超えてしまう。大体110度くらいだ。
だから、「ハイそこから前屈して、できる人は足に触りましょう」なんていわれても、90度にだって持っていけない。持っていけないどころか、そういう座り方さえできずに後ろにひっくり返りそうなのだ。
立って前屈しても、指が床に付かないどころか、足の指まで遠すぎて、目の悪い私なんか指先がはっきり見えないくらいだ。
どうしてこんなに硬いのか、それには理由がある。
忘れもしない28歳のときに、椎間板ヘルニアをやらかしたためだ。

それ以来、50歳を機にフィットネスクラブに入会するまで、運動からは一切遠のいていたのだ。
私の椎間板ヘルニアは、ぎっくり腰ではなく、正真正銘の椎間板ヘルニアだ。
レントゲンで見ると、椎間板が完全に潰れ、骨と骨が直接くっついたまま固まっている。
当時、整形外科医に行ったら即手術と言われ、実際のところ1ヶ月間入院の経験もある。
だが、私は手術は受けていない。逃げに逃げたのだ。
手術をしなくても良いという医者を見つけるまで、何度も整形外科医を渡り歩いた。だが、そんな医者はいなかった。

そこで、民間医療にすがってみた。カイロプラクティク、整体、鍼灸と様々な方法を試してみた。カイロプラクティクなんぞは、受けると返って酷くなる始末だ。

もともと腰は強い方ではなかったが、直接の原因はテニスだ。
当時は若くて上背もあるものだから、強力サーブを武器にして粋がっていたものだ。ある時、かなり酷く腰を痛めた。
そのまま安静にして置けば良かったのだろうが、当時会社の専務から日曜日にゴルフを誘われていた。
千葉にある専務の自宅まで自家用車で迎えに行き、同じ県内の高級カントリークラブに行くという、まあ断りきれないお誘いだった。
要するに、運転手役を会社の若造にさせるという魂胆だ。
ハーフを回った段階で、ドライバーが大きくスライスし、専務のゴルフに迷惑を掛ける様な有様だった。昼食後、専務から今日は調子悪そうだから、残りのハーフラウンド前にドライビングレンジで練習したらどうかと、半ば強制的に言われた。
何球か打ちっぱなしで練習する内に、コツを掴んだ。左脇が甘かったのだ。
自分でも不思議なくらい、ナイスショットが続いた。そこで、練習最後の一球を打ったとき、またもや腰に激痛が走った。
午後のラウンドどころの騒ぎではない。結局、そのまま運転手の控え室みたいなところで、専務のラウンドが終わるまで横になって休んでいた。
サラリーマンとしては、大きなマイナス点だ。
歩くのもやっとの状態だったが、どうにか専務を自宅まで送り届けて、ホウホウの呈でその日は終わった。

よせばいいのに、その週末は当時の彼女と伊豆にドライブする約束があった。
伊豆の別荘に着いたところで、車から降りられなくなった。もう、右足に感覚がなくなっていた。
それでもどうにか東京に帰り着けたのだが、自分でもこれは重症ではないかと薄々気付いていた。

腰痛自慢はしだしたらキリがない。
..........to be continued.
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