2007年5月4日金曜日

サウナのジジイ

ムダだと知ったうえで言ってしまった。
相手は、60歳を超えているジイサン。ジイサンのくせに髪を長髪にして撫で付けている。当然白髪だが、長髪の先端部分は何故か黒髪も残っている。よくあるデブではない。逆に、年齢にしては体型は引き締まっているといったほうがよいだろう。しかも日に焼けている。正確には日焼けではなく、タンニングマシーンで焼いていることはあきらかだ。それだけなら、まだ何とも思わないのだが、太い金のネックレスをしていたことだ。それでも何てことはない.........って?イヤイヤ何てことはあるのですよ。ドライサウナに入ってきたんですぜ。そんな金属を身に着けて、サウナに入るなんぞした経験はないが、金属の方が早く熱くなるのは理科系の人間なら常識的に分かる。

前にも書いたが、私は少なくとも汗が出てくるまで5分は掛かる。当然汗をかくのがサウナの目的だから、最低7~8分はサウナに居る。そのジジイは2分くらい私の後からサウナルームに入ってきた。サウナの経験のある男性なら分かると思うが、後から入ってきて、先に出るのは沽券にかかわる。だから、入室した時点で居た連中が全員出るまで、我慢するのが男の持つくだらない性(サガ)っていうものだ。女性の場合は分からない。男は、こんなくだらないことで競争するものだ。
当然だが、ヤツは俺より先に出ることは、一人前の男としての沽券にかかわると考える人種だ。だが、オレは分かっていた。2分後に入ってきたにも拘らず、早くもソイツは熱さに耐えられなくなったのだ。その理由は、金のネックレスだ。俺にはお見通しだ。まあ、ジイサンをいたぶるのは私の望むところではないので、やや早めの7分後にサウナを出た。もちろん、シャワーで頭の先から足の先まで洗い流してから、水風呂に入った。これはジョーシキだ。
水風呂に入っていると、予想通り熱さに耐え切れなくなったそのジジイがすぐ後からサウナから出てきた。私のようにシャワーで全身を先に洗い流す常識人ばかりではないことは分かっているので、大目に見るくらいの寛大さは持ち合わせている。
案の定、申し訳程度に桶で水をかい出し体にかけた後、水風呂に入ってきた。
すると、突然頭から水中に潜った。プハッと水面から出てくるなり、自慢の長髪を撫で付けやがった。ああ、やっぱりと思ったのだが、つい「水に潜るのは禁止されているはずですよ」っと注意してしまった。
これが冒頭の「ムダだと知ったうえで言ってしまった。」の意味である。60歳を超えたジジイに、いまさら道徳を教え込もうなんて、犬に散歩のときにションベンを街角毎にするなと教え込もうとするくらい無駄なことだ。
するとヤツは、水風呂の注意書きのところまで行って、「そんなこと書いていない」っと反論しやがった。「シャワーを浴びるようにとは書いてあるが」っと。オメーなァ、いったいいつオメーが入る前にシャワーを頭からかぶったってぇ??そのキッタネー頭に撫で付けたアブラと、キッタネー抜け毛がプカプカ水面に浮いているのがワカンネーのか?......っと聞いてみたかったが、そんなこと犬コロほどの道徳心も持ち合わせていないヤローに言っても無駄なことは百も承知だ。
注意書きに書いていないクラブ側も問題だが、これはマナー以前の常識の範疇だ。
ドーセ、2ヶ月会費1万円、入会金タダで入って風呂場だけの利用が目的の輩だっと分かりきっている。

こんな輩に注意した自分が悪いのだ。ホント-に何で口に出してしまったのだろう。

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