2007年4月26日木曜日

老人ホーム(その2)

.....っで、そのBフィットネスクラブだが、施設も古い、インストラクターも古い、会員も古いと、古いの3本立てだ。
私の今通っているクラブが、6ヶ月弱だから、フィットネスクラブの地域における役割なんかにも興味が向いてきた。

フィットネスクラブも競争の時代のようだ。
ちょっと我が家の周囲を見渡しただけで、10軒以上の施設がある。
駅前の、ホンの一部屋を利用して、マシーンを5~6台だけ置いた、いかにもブームが下火になったらすぐ逃げるといった安易な駅前フィットネスも入れれば、もっとその数は増えるはずだ。

ある程度の格式を持とうとすれば、それなりに設備投資が必要だ。
マシーンジムエリア、スタジオ大小2部屋、浴室(サウナ付き)、プール、ロッカールームが、標準的なフィットネスクラブの所帯道具一式といったところか。
かなりの投資額だ。
必要経費は、地代、光熱水道費、人件費、インストラクター費、設備の減価償却、マシーンの維持管理費、広告宣伝費といったところだろう。
それに対し収入源は何といっても月会費だろう。
駐車場や、入会費、商品の売り上げなどが入るが、大した割合ではないはずだ。
必要経費に対する総収入が上回って初めて採算が取れるのだが、案外その計算は簡単だろう。
一番大きな要素である会員数を増やすことに集中し、それを達成した後は会員数を維持することに注力すればいいことになる。
戦略は極めて単純だ。

いま、フィットネスクラブの経営者にとって、一番考慮しなければならないのは、団塊の世代の大量定年だ。
60歳を超えたからといって、皆元気だ。
しかも、我々の世代と違って、年金は100%もらえる。
小金を持った元気な老人が、大量に世の中に排出される時代だ。

この世代をフィットネス産業が指をくわえて見ているとしたら、そりゃアホだ。
そういう意味において、Bフィットネスクラブは良い教材と見ることが出来る。
以前、今のフィットネスクラブが当面とるべき戦略は、近くにある創立20年以上の老舗クラブとのライバル競争にあると指摘した。
老人ホームに入るにゃ抵抗がある、この世代の動向を分析して、老人ホームに代わる機能をフィットネスクラブに持たせるという戦略も十分検討すべきだ。

Bフィットネスクラブに話を戻すが、浴槽は多めに見ても4人が入れば満杯、安旅館の浴室と同じ雰囲気だ。
それでも近くにある最新鋭のフィットネスクラブに、堂々と太刀打ちできている。
聞けば、以前M系が展開していたクラブを会員付きで、買い取ったとのこと。
当然、経営は極めて順調だ。

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