2007年4月15日日曜日

フィットネスの楽しさ(2)

(ステップ)
フィットネスクラブに通いだした最初の頃は、ものめずらしいのでイロイロなクラスに参加してみるものだ。
だが、面白くないもの、自分の趣味に合わないもの、インストラクターと波長が合わないもの、自分の運動神経では付いていけないレベルのクラスなどがあって、出るクラスがだんだん絞られてくるものだ。
私の場合、体が異常に硬いので、ヨガ系はすぐにアウト。
エアロビクス系は、頭と手足の間の神経回路が上手く働かないので、これまたアウト。
要するに、初めての動きが殆どだから、Vステップでさえ、手の動きが付いたらもう出来なくなる。
だれでも最初は上手く動けないのが当たり前なのだが「自尊心」が強く働き、慣れるまで辛抱できないのだ。
「だあれもお前のことなんか見ちゃいない」っというのは分かっているのだが、他人が出来て自分が出来ないという現実をなかなか受け入れられないのだ。
特に男性にその傾向が強い。
若い男性が途中から参加し、付いていけなくなると、滑稽な反応を示す。
照れ隠しで、わざと大げさにふざけるのだ。
こういうケースでは、そういう輩は二度と参加しなくなるものだ。

私の場合、ステップ(ベンチともいう)にハマった。
要するに、踏み台を音楽に合わせて、上ったり下りたりする運動だ。
こういう風に文章で書くと、ナーンダと思われるだろうが、なかなか奥が深い。
以前通っていたクラスでは、5段階のレベルがあり、初心者から始めた私の場合、3のレベルに達するまで、2年かかった。
3年が過ぎてようやく4のレベルにチャレンジしていたところで、今のフィットネスクラブにクラ替えしたのだが、今のクラブは2段階しかない。
前のクラブと比較すると、ここの2のレベルは前の1のレベル程度だ。
だから、今のステップのレベルにはとても不満だ。
せっかく3年かけてステップアップした技量を、ここでは発揮させる場を失ったことになる。
私にとって、これがものすご~っく、不満だ。

上級者のレベルになると、踏み台に上がるだけの動作でも、一回転しながら上がるとか、足をすばやく交差しながら上がるとか、それもテンポを微妙にずらしながらとか、様々なバリエーションがある。
ビギナーでは台の向こう側に行っただけで、もう風景が違うので、パニックになってしまうくらいだ。
単に台の上だけの動作に限らず、フロアでの動きも加わる。
動きには夫々呼び名がついており、ベーシックから始まり、キックとか、ニーアップ、マンボ、シャッセ、スパイダー、ランチなどなど、インストラクタがパターン名を指示すると、全員がその動作をする。
全員が揃うとなかなか壮観だ。
初めて見たときは、何か看守が囚人に向かって命令しているような印象を受けたものだ。
だから、無限といっていいくらいのバリエーションが出来る。

大体8カウントでひとまとまりの動き、これが2つ、すなわち16カウントで、1ブロックのパターンができる。
初心者クラスでは、せいぜい1ブロックで終わりが、中級になると2ブロック、あるいは2.5~3ブロックで50分のレッスンを構成する。

パターンを増やすばかりでなく、曲のテンポを早くすることによって、難度を上げることもできる。
愛しのI.C.S嬢(このインストラクターについては後から詳しく述べる)は、最後になると超特急といえるくらいに曲のスピードを上げ、生徒が足をもつれさせて転んだり、ヘバってしまうのを見ても平然としていられるくらいのサドっ気があった。
案外ステップ愛好者は命令に従うことに喜びを見出す、マゾっ気の持ち主なのかも??
.............to be continued.

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