2007年6月30日土曜日

インストラクターのN嬢

嬢と言っていいのか微妙な年齢だ。
いや、嬢は相応しくないだろう。
女史と言うべきか??
ベテランだ。
超ベテランと言うべきか??
このフィットネスクラブは東京の西側を中心に、十数か所店を構えているのだが、N女史はどこにもクラスを持っている。
経営側からすると、安定感のあるインストラクターだろう。
レパートリーも豊富なので、どこでも確実に会員を呼べる押さえの持ち札だ。

いたって小柄だ。差別用語かもしれないが、チビといってよい。
だが、タフだ。
すさまじくタフだ。
あの小さな体のどこからあのようなエネルギーが出てくるのか不思議に思うほど、タフだ。
たま~にこういう人間がいるが、こういうタイプの人を私は「乾電池」というあだ名をつける。

いくつもクラスを掛け持ちしているのに、疲れが見えない。
だから、生徒にもタフさを求める。

私はステップのクラスと、ファイトのクラスに出るのだが、他のステップのクラスは1レッスン1ブロックか2ブロックで構成するのだが、N女史のクラスは3ブロック求める。
容赦なしに、ガンガン進める。
落ちこぼれしている生徒など無視して、どんどん先に進める。
しかも、これでもかというほど繰り返す。
だから、落ちこぼれも最終的には出来るようになっている。
これが、ベテランといわれる所以だ。
荒削りのようだが、ちゃんと生徒のレベルを把握している。

これがファイトというクラスになると、さらに容赦ない。
キックボクシングのまね事をするクラスなのだが、生徒を追い込むのがうまいものだから、つい乗せられて手を抜けなくなってしまう。
終わるころはヘトヘトだ。
N女史の方はといえば、ケロッとしている。そしてまた次のクラブへ移動だ。

キー出しのタイミングも、声の通りも申し分ない。
たぶん、定年までインストラクターを続けるのだろうな、この人は。

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