2007年2月17日土曜日

住人について(その1)

さて、会員の話になるとこれは一筋縄ではいかない。
なぜか目立つ人種がいる。目立とうと思っているヤツはそれなりに目立つ努力しているから、とりあえず除外する。興味を引くのは、本人は目立とうと思っていないのに、目立つ人種。要するに変なヤツだ。しばらくこの人種のヒューマンウォッチングでいくことにする。

私が最初にアダナを付けたのが、「住人」だ。
なぜ住人かというと、いつ行っても居るからだ。行くと必ず会う。こんなに頻繁に会うのは、きっとヤツはこのフィットネスクラブに住んでいるに違いない.....っと思ったからだ。マチガイない。
年齢は60歳を過ぎているはず。たぶん定年になったから行くところがなくて、ここに住むことに決めたのだろう。だが、何故か悲壮感は漂ってこない。しばらく観察していると、彼は社長と呼ばれることがある。家もこのクラブのすぐ近く、隣といってもいい所から通っていることが判明した。だから、ここの住人ではないようだ。マチガイだった。
そこは何かの会社らしく(土建屋かな?)、彼と同じ名前が社名に入っていた。だから社長と呼ばれるのだろう。家の中に居場所を見つけられないのは事実だろうが、悲壮感がないのは社長だからか。だが、飲み屋に行けば、私も社長ッと呼ばれるから、100%彼が、社長であるとは限らない。
調べようとも思わない。
....っで、ヤツはやたら元気だ。スタジオプログラムに立て続けに出ても平気だ。しかも、合間にマシーントレーニングなんぞをやっている。この前は懸垂をしておった。私より、ずっと年上なのに、これは脅威だ!!ボーっとフィットネスクラブで時間をつぶしているわけではなく、本来の運動をしているのだ!!
わたしなんぞ、1回スタジオプログラムに出たら、もうヘロヘロで、風呂場に直行だ。
背が低いが、浅黒く腕は太い。これから老齢化社会になるといわれているが、こんな老人ばかりになったら、迷惑で仕方ないぞ。
....っで、彼はやたら声をかける。かけまくる。それも女性中心だ。インストラクターや会員、スタッフ見境なしだ。本性はスケベジジイだ。だが、これまた不思議なことに、女性からは何故か嫌がられているようなフシがない。社長の肩書きがそうさせるのか。
だが、オレはヤツが嫌いだ。ヤツもオレが嫌っていることを知っている。
それは、入会初期に何とオレのカミサンに、旦那がすぐそばに居ることも知らずに声をかけたからだ。
しばらく知らんぷりを続けていたら、ステップのクラスでは、カミサンのために空きスペースにステップ台をセッセと運び、ヨガのときはマットをワザワザ運んでくる。
ようやく、ワタシがカミサンのダンナだと気付いたときは、さすがに気まずそうな顔をしていた。だが、それはワタシがいるときだけだ。カミサンだけのときは、まだアプローチを続けている。カミサンもあのヒト悪い人ではないワヨっとのたまう。
ウ~~ン、気に食わない。ますます気に食わない。60過ぎのジジイになんでこんな気分になるのだろう。そう思う自分を知るにつけ、ますます住人が嫌いになる。.......to be continued.

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