2007年3月2日金曜日

ボディービルの人々(その1)

そう、どこのフィットネスクラブでもトレーニングルームの一角に生息している、あの集団です。
みな似ているので、特定の人物ではなく、一塊として捉えます。

その共通点は、以下の通り。
1)色黒いこと:日焼けサロンorタンニングマシーンで焼いていて、ぜったい自然の日光では焼いていないこと。
2)脂ぎっていること:なぜか爽やかさが感じられず、ギトギトした印象。
3)スタジオプログラムには絶対参加しないこと:美人インストラクターのクラスには大変興味を持っており、参加したいのはミエミエだが、なぜか仲間内に鉄の掟があるらしく、参加させないようにお互いけん制しあっている。
4)ナルシストであること:なぜか自分たちは皆から視線を浴びているという意識を持っているらしい。逆に目が合わないようにそむけられていることを知らない。
5)臭いこと:敢えて危険を冒して嗅いだ事は一度もないので、こう言い切るのはちょっと偏見かも知れないが、少なくとも彼らの靴は異様に臭いはずだ。

彼らが巣くう一角は異様な雰囲気に包まれており、私は一度も足を踏み入れたことのない、禁断の世界だ。

遠くから観察するに、彼らの間には一つの序列があるようだ
ボディービルの成果、即ち筋肉の付き方とそれに費やした時間がそのランクを決めるようだ。
いくら筋肉が付いていても若くてはダメで、少し年配の者がヒエラルキーのトップを占めるようだ。
ここにも日本独特の村のシステムが見受けられる。

私の通っていたジムでは、手足の長いやや年配の人物が皆の尊敬を集めていた。
ピッチピチのボディウェアを着て、腰ポーチをし、頭にバンダナを被っておった。
上で列挙した全ての共通点を持っており、この人は特に油っ気が強かった。

彼が来ると、皆が挨拶をしていた。まるで、サル山のボスと同じだ
やはりあれだけの体格を作るには、ノウハウがあるのだろう。
我流ではダメらしく、教えを請いながらでなければ効率的に筋肉は付かないのだろう。
さらに、バーベルトレーニングでは、一人では危険であるらしく、アシストしてもらわなければならない。

これらの要素が、彼らを律する暗黙のルールを自然に発生させ、群れとしての村社会を形成させるのだろう。
スタジオプログラムには絶対に参加しないが、彼らも時には縄張りから出て、トレーニングマシーンなぞを使っている。
しっかし、彼らが使った後のウェートは、信じられないほど重い位置にセットしてある。だいたい私がヒーヒーいっている重量の3倍から4倍だ!!

私が思うに、彼らが時々こういう行動にでるのは、示威運動を行っているものと分析している。
要するに、「俺たちゃチャラチャラやっているオメーらと違って、本格的なトレーニング(=本道)してるんだぞ」と周囲にアピールしているのだ。
こういう行為は、野生の集団で良く観察される行為だ。犬が縄張りにションベンを付けるのとマア近いと考えて良い。

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