2007年3月23日金曜日

有名人(その3)

......で、フィットネスクラブからは脱線するが、その某脚本家のヒュ-マンウォッチングを暫く続けることにする。

彼は超有名だ。今もテレビのコマーシャルに出て、変な動きをしている。
バラエティー番組に出演しているところも何回か見た。
まじめそうな顔をして予想外の面白いことを言うので、TV向きのキャラクターとして人気なのだろう。
彼はいつも場の空気を観察している。
人から何か聞かれたら、面白いことを返事しなくてはならないといつも考えている。彼もそう告白したので、その通りなのだ。
これは、彼を分析する上で、大変重要なポイントだ。

日常の何気ないことも彼の筆にかかれば、興味津々のヒューマンドラマに変身だ。
それは見事というしかない。

例えば、新聞に連載している(その新聞を購読していないので、今は連載していないかも知れないが)エッセイの内容は、朝散歩してコンビにに立ち寄ってお弁当を買い、近くの本屋で立ち読みして帰った程度だ。
犬を飼っていて、その犬の顔が不細工だというようなこと。(彼と、カミサン、そしてお手伝いさん?がその犬を散歩させているのをよく見かけるが、本当に不細工な顔の犬だ。) だが、ウチの子供もそのエッセイを読んだだけで、その犬の名を覚えるくらい親近感を持ってしまう。

当然、本業である演劇の内容も、日常の観察の積み重で成り立っているに違いない。(....っというのも一度も見たこと無いので、知りません。)
こちらの地域に引っ越してきたときも、家を新築した話で作品を一本モノにしている。

何をしても、タダでは済まさず、商売にしてしまう。
さすが、プロだ。
こっちとら、同じ日常生活をしていても、その中からは一銭も生み出されない。
彼のように常に観察していないからだ。
彼の場合は、真剣だ。日常の中に生活がかかっている。

せっかく彼が近くに住んでいるので、義務として一冊だけ彼の書いた本を買った。(それも古本だが。)
その本の中に、彼の女性友達が彼のことを評して「草食動物」だと言ったことが書かれていた。
遠くから、あるいは人々の中で他人のすることに耳をそばだてて観察し、自分に危険が及ぶようになったらサッと逃げてしまうさまが草食動物だと。
上手い人物評だ。(私からすれば、ハイエナか、ハゲタカのような肉食性も垣間見ることも出来るのだが。)

ブログも日常生活の何でもないことを書くのが基本だ。
ここではフィットネスクラブに限ってはいるが、基本的には彼と同じ行為だ。
一方は金を稼ぎ出し、一方は誰も読んでさえもくれない。

結論は明白で、才能の違いだと分かっているが、もう少しこの話題を続けたい。

日常のことをダラダラ日記風に書くのは誰でも出来るし、そのうちこのブログもそうなるかも知れない。
だが、自分としてはもう少し(上手くいえないが)本質的なものを書こうと心がけている。 ........to be continued.

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