2007年3月15日木曜日

風呂場の人々(2)

2)ウォーターハザード回避作戦
まずフィットネスクラブに通っていて閉口させられたのが、ビショビショのままロッカールームの床を平気で歩き回るヤツ。
靴下を履いてさあトレーニングルームへ行こうとして、ビチャっと踏んだあの感覚。
靴下を履いてさあ家に帰ろうとして、ビチャっと踏んだあの感覚。
浴室に行く前の裸足のときは何とか耐えられるが、靴下を履いたままで水を踏む気持ちの悪さといったら.......分かりますよね?

床を水で濡らすことに鈍感なヤツラは、自分の靴下が濡れても平気なのだろうか?
イヤ、違うはずだ。
誰でも嫌なものは嫌なはずだ。
では、何故そのことに気付かないのだろうか?
多分、やられたからやり返すという心理なのだろう。
皆が濡らしているのだから、仕返ししてやろうという魂胆だ。

イヤ.......違うな。本当に気付かないのだ。
いままでの人生で、一度も注意されたことがないのだ。
他人に迷惑をかけることなど、一度も念頭に置いたことなどないのだ。
一生のうちで、他人の迷惑など考えた経験が皆無なのだ。
迷惑という概念そのものがないのだ。
そう考えるしか説明が付かない。恐るべき事実だ。ホントーに恐ろしいことだ

風呂から上がり、体を拭かずに公共の床を歩き回ることから生ずる結果に対して、全く無頓着なままの人種がこの世の中に多数存在するという事実。
こういう人種を更正させることは出来るだろうか?
結論から言えば、出来ない。絶対に出来ない。
なぜなら、彼らは子供じゃないのだ。
立派な(イヤ立派じゃない)大人なのだ。
大人であるどころか、分別があるとされる老人も含まれるのだ。
50歳から老人と仮に定義すれば、50年以上もこんな簡単な道徳さえも身につけることが出来なかった人種だ。
いまさら注意したくらいで、更正するはずがないことは明白だ
たとえ注意したとして、そして幸運にも相手が謝ったとしても、絶対に直そうとするはずがない。要するに蛙の面にションベンだ。
運悪く相手が屈強の若者だったら、逆襲されるのは目に見えている。要するにギャクギレだ。

そうして私は自己防衛策をとることになる。
フィットネスクラブに通い始めて間もなく、私は自分のゴムぞうりを持参することにした。
こうすれば、濡れた床など気にせずに済む。
ただし、これでも万全ではない。靴下を履いて、トレーニングに行くときだけは草履を履くわけには行かない。

今日も片手にシューズを持ち、中腰になりながらジグザグに歩く私が目撃されるはずだ。

0 件のコメント:

にほんブログ村 健康ブログ フィットネスへ