2007年3月24日土曜日

有名人(その4)

誰でも有名人になりたいという願望は心の片隅に持っていると思うが、有名人になるになったでそれなりに大変だ。
要するに、プライバシーが極端に制限される。
彼の家にはちゃんと彼の名前の表札がかかっているので、見当をつけてきた人は簡単に彼の家を探し当てることが出来る。
時々、家の前で記念写真をとっている人たちを見かける。
正直に言えば家の外見はパッとしない造りで、何も映画になるほどのものではない。

出勤時は背広姿が多い。平凡な顔つきだからかえって目立たないのだろう。
逆に奥さんは、サングラスをかけて帽子を深々と被っているので、逆に目立つ。

ここまで書いてくると、私生活上の彼はごくフツーと思われるかもしれないが、かなり変なヤツであることは間違いない。

いちどウチの孫娘が夕方近くに、走って家に逃げ帰ったことがある。
何事かと聞くと、道の曲がり角に変な男が立っており、縦笛(リコーダー)をピーヒョロ吹いているというのだ。
あれの練習はフツー、家の中でやるものだし、外で吹くのなら鼓笛隊と一緒であるべきだ。
それが薄暗い公道の曲がり角に立って、一人で吹いていれば誰が見たって異常だ。
子供はみな怖がる。大人だってもだ。
そう、誰かと思えば、アイツなのだ。
一方では目立とうとしないように努めているくせに、全く矛盾する行為じゃないかコレハ。
有名人が近くに住んでいようが一向に構わんが、こういうことは絶対に許せん。
有名人だったら許せるッチューもんではないぞ。

まあ、それっきりだったので、いまのところ勘弁してやっているがのぅ。

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