2010年11月25日木曜日

日本人のスポーツ(その2)

・・・・・・・っということで、こんな歳なのに今頃になって気付くことがある。

それは、スポーツ観戦で、外国人と日本人では、求めているものがビミョーに違うということである。

外国人は応援している方が勝つことを求めている。

エッ?

日本人も同じじゃないかって?

ぼくが言いたいのは、勝ち方である。

外国人は勝つことを求めていても、圧倒的に勝つことを求めている。

そして、相手をやっつけてスッキリした気分を味わおうとしている。

まるで、自分達が正義のような気分になって。

そして、勝つためには多少汚い手を使ってもいいと思っているフシがある。

・・・・・・

日本人は、勝つプロセスを大事にする。

それは、試合中だけではなく、練習中の努力とか、生い立ちまで遡って、

試合の中に人生ドラマを重ねてみようとする。

だから、自分の贔屓の側のみならず、相手にも等しく人生ドラマを見ようとする。

その結果、勝っても奢らず、負けたほうにも同情する。

日本人の戦い方がクリーンなのはそのせいである。

・・・・・・

あえて表現すれば、

外国人のスポーツは【グラディエーター型】で、

日本人のスポーツは【浪花節型】である。

・・・・・・

どちらがいい観戦の仕方だとは言わない。

だが、選手からすると、観客へのアピールの仕方を当然考えているはずである。

それは、意識しようがしまいがに関わらず、戦い方に大きな影響を及ぼすはずだ。

そうすると、外国選手と戦うときに、大きな差として表れはしないだろうか。

いや、表れているはずである。

・・・・・・

まあ、スポーツの場合は、楽しみ方の違いだからその差は問題にはならない。

ところが、命のやり取りをする戦争というときは、大問題になる。

これは、案外真剣に考えなければならない重要な問題じゃないだろうか?

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