・・・・・・・っということで、歳を取ったものである。
自分のことをジジイと言いながらも、心の片隅では、
ウンニャ、まだ若いモンには負けないぞという意識がある。
ところが、土曜にたいしたことない山に登り、日曜日の朝のちょっと難しめのエアロビクスに出たあと、
簡単なはずのステップに参加した。
その時点で、だいぶ体力を消耗していた。
やたらに体が重いのである。
インストラクターも悪い。(人のせいにしてしまうが。)
振り付けを何度も忘れて、途中でノートを見に行くのである。
その間、参加者達は手前の簡単な動作を延々と繰り返す羽目になる。
これってスッゴク疲れるんです。
思い出す間、水でも補給して休んでくださいと言うべきだと思うんですが。
・・・・・・
それに加え、昨日のステップは足捌きが難しかった。
ついに、足が絡まって、派手に転んでしまった。
体重78kgのマア大き目の、先頭にいた男がもんどりうって、ステップ台から落下するのである。
しかも、若いときなら、咄嗟に体勢をリカバリーして、
例え転んでも、ささやかな出来事のように処理できるが、
自分でもこっけいなくらいに、大コケしてしまった。
ドッシィ~~~~ン
スタジオ中に響き渡る大音響。
一瞬、スタジオの空気が凍りついた。
みなの視線は、仰向けにひっくり返って、手足をバタつかす哀れな男に集中する。
滑稽だったろうナァ。
もちろん、空気とともに、全員の動きが固まった。
右の肩甲骨のところが痛いが、
「だっ、大丈夫」
と、努めて平静を装う。
ゴメンネー、流れを止めちゃって。
・・・・・・っと、心の中でつぶやく。
・・・・・・っで、
まもなく、ぼくの後ろに居た若い男が、転んだ。
流石に、ぼくほど大げさには転ばなかったが、
正直、ホッとする。
・・・・・・っと同時に、心の中でザマァ~見ろとつぶやいてしまった自分が悲しい。
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