・・・・・・・っということで、ホンマ怖いわ。
いやね、変わるって怖いということ。
それと反対に、今までやってきたことを続けるのは、怖くない。
現状維持っていうのがどんなに安心できるものなのか。
そして、それを自ら変えるということの恐怖はいかに大きなものか。
成功体験があればなおのこと、そのやり方を変えるのが怖くてしようがない。
それまでのやり方が既に役に立たなくなっているのを、知っているんです。
知っていながら、変えられない。
・・・・・・
何を言っているかというと、オバマ氏の掲げた【Change】のことなんです。
たしかあれは2年前だったと思う。
彼がこのスローガンを掲げて当選したのが。
そしてこの言葉に続くのが【Yes, we can.】だった。
カッコイイ、実にカッコイイ。
ところが、今このスローガンを叫んだらどうだろう?
カッコワリィー、実にカッコワリィー。
どうしてだろう?
カッコ良すぎる事を言ったのに、出来なかったからだ。
出来ていればカッコイイ。いま叫んでもカッコイイ。
いまオバマ氏はこの言葉を演説の中で使うのであろうか?
変わるっていうことが如何に難しいかの証明でしょう。
・・・・・・
今までのやり方では破滅に向かうことが確実と、ちゃんと分かっているのになぜ変えられないのか。
それは、怖いからなのです。
常識的に考えれば、破滅する方が怖いはずです。
それでも変えないという事は、破滅するより変える事の方が怖いからなのです。
そうじゃないですか?
ぼくにはそうとしか考えられない。
特に日本人はそういう傾向が、世界の人に比べて強いのじゃないのかと疑っています。
その根底にあるものは、【赤信号、皆で渡れば怖くない。】という心理です。
破滅することが分かっていても、【皆で破滅すれば怖くない。】じゃないですか?
エッ?違うって?
太平洋戦争で日本軍が玉砕したのは、まさにこの心理状態が日本国民を覆っていたからでしょう?
エッ?違うって?
じゃあ、JALが倒産したときはどうだったのよ?
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