2011年11月9日水曜日

40年前

・・・・・・・っということで、今日は客先との打ち合わせが早く終わったので、

いつものように近くを散歩することにした。

駅に向かう坂道で、ふと思い出した。

確かこの駅前に彼女の両親が経営している店があったはずだ。

あれはもう40年近くも前の話。

あの頃は若かった、もちろん髪もふさふさだった。

床屋さんがバンバンすきバサミを頭頂部に入れてもまだ足りないほど、髪は密集していた。

あぁ~~~あの頃の髪を返してくれぇ~~~~~

・・・・・・おっと、話が逸れた。

彼女とはイイ仲だった。

一度、彼女の実家の洋品店に行ったことがある。

正確には行ったのではなく、遠くから眺めたに過ぎない。

オヤジさんが店先のバッグにハタキをかけていた。

いい仲だったけど、彼女の両親に挨拶するのは躊躇していた。

・・・・・・

なんと、あれから40年近くの月日が流れた。

なぜか、すぐに彼女の実家の店だと分かった。

商店街の入り口に「○○店」という店名を見て、確かそういう名前だったと確信した。

店の前を通り過ぎた、

奥を覗くと、誰もいなかった。

商店街を一度通り抜けて、また引き返した。

今度は、店の前にオバサンがハタキをかけていた。

彼女ではなかった。

恐る恐る、「ここの経営者はAさんじゃないですか?」と聞いてみた。

やはりそうだった。

「スミマセンが、Hさんって今どうされています?」と勝手に口が動いていた。

もちろん相手は怪訝な顔をしている。

「学生時代にHさんがアルバイトしていたときに一緒だった者です。」

すると、相手は「ああ△△ね」とすぐにアルバイト先の名前が返ってきた。

スッゲェ~~記憶力。

「いまはK市に住んでいます」とのことだった。

なんと、相手は彼女の姉だった。

・・・・・・

彼女はぼくと結婚したがっていた。

でもその後別れ、ぼくの友人と結婚し、そして離婚したまでは知っている。

・・・・・・

「結婚されたんですね?」

いちばん確認しておきたかった質問だ。

「ええ、結婚してK市に住んでます。」との返事。

K市に住んでいるのは分かりましたょ。

次に口をついて出てきたのは、

「じゃあ、もうお子さんも大きくなって・・・」

という自分でも信じられないほど不躾な質問。

「いえね、子供は出来なかったんですよ。今では大学入試の問題作りなんかを手伝っているみたいですヨ。」

「そっ、そぉ~ですね、彼女は頭が良かったから・・・」

彼女は有名私立大を卒業した。

・・・・・・

もう彼女も53歳かァ~

目の前の彼女の姉は上の歯がないみたいに上唇が凹んでいる。

ぼくと変らぬ齢だろうけど、やたら老けて見える。

彼女も、もう老齢期なのだろうナァ~~

名前を聞かれたので、本名を答えておいた。

・・・・・・・・・・っと、それだけの話です。


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