2011年1月3日月曜日

年の初めに考えたこと

・・・・・・・っということで、お金で人は幸福になれるかという話。

お金自体は価値を持たないのはご存知のとおり。

100万円あったって、メモ帳にもならないし、燃やしたってヤカンの水も沸かせるか疑問だ。

お金に価値があるのは、モノを買えるからだ。

モノ以外も買える。

例えば電車に乗ったり、マッサージを受けるなど、サービスを買える。

でも、時間は買えない。

・・・・・・もうちょっと考えてみよう。

価値を買えるかどうか。

例えば、教養とか芸術。

高い教育を受けるには、残念ながら今の時代、金が必要だ。

芸術だって、いい先生から習うためには、金が必要だ。

だけれども、金があったからといって、本人に学ぶ意欲や才能がなければ、

何の役にも立たない。

・・・・・・

この話題で必ず出てくるのは、愛は金で買えないという主張だ。

ぼくくらいの年になると、この主張はあんまり説得力を持たない。

金のために愛が影響を受ける例を、山ほど見てきたからだ。

でも、そう信じたいという気持ちは、まだ残っていますがね。

・・・・・・

大体において、人は金があるとモノを欲しがる。

金さえあれば、いいクルマを買って、一等地に家を建て、

いい服を着て、美味いものを食べながらシャンパンを浴びるほど飲みたい。

・・・・・・

ところが、モノは人を幸せにはしない。

これだけは、確信を持って言える。

ぼくもいろいろなモノを欲しがり、

あるときは手に入れ、

あるときは手に入れられず悔しい思いをしてきた。

これからも、ずっとモノを欲しがると思う。

だけれども、ぼくの経験からすれば、

モノは人を幸福にしない・・・と断言できる。

皆さんの経験からも考えてください。

高級外車(ベンツでもいいや)が欲しくて欲しくて、

やっと手に入れてはみたものの、

機能は軽自動車(ダイハツミラでもいいや)とさして違いはない。

違いといえば、せいぜい優越感くらいだ。

優越感を持った人間が幸せといえるのだろうか?

・・・・・・

それでも人は金でモノを買いたがる。

モノを得たときの喜びは確かにある。

でも、それは一時で、大体は飽きてしまう。

皆さんも、気に入って買った洋服とか、バッグが、

いっぱいタンスの肥やしになっているでしょう?

・・・・・・

そうなんです、モノが人を幸せにするのは、

それを買った本人がずーっと使って、

それから楽しみを何度も何度も得られるときに限って、

モノによって人は幸せになるのです。

・・・・・・

分かった気になったでしょ?

ここで、この話を終えてもいいんです。

でも、もうちょっと考えてみましょう。

人が幸せになるモノって、そう多くはないことに気付くでしょう?

もう一つ大事なこと、

それは、モノが高いほどイイとは限らないことにも気付くでしょう?

他人から見れば、くだらないモノだって、

本人にとってみればものすごく価値のあるものってありますよね。

そう考えると、モノの価値というものは、値段ではなく、

本人の思い入れとか、記憶とか、気持ちによって左右されるでしょ?

そうすると、お金では幸せを買えるかという最初の問題は、

買えないと結論付けていいのかもしれませんね。

(^ε^)♪

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