・・・・・・・っということで、K嬢のステップとエアロビクスは今日を含めて、あと2回だ。
スタジオに着くなり、K嬢がツカツカと寄って来て、「あと2回ですねー」と声をかけてきた。
スタートした去年の6月以来、こんなことは初めてだ。
はっきり言って、K嬢は取っ付きにくい。
はっきり言って、ぼくも取っ付きにくい。
取っ付きにくい者同士が、こうやって、本音で話し合えるまでに、8ヶ月を要したことになる。
何でここではダメだったんでしょうねーと彼女がしみじみ言うので、
クレームの投書があったらしい事を彼女に伝えた。
ホントーに彼女はそのことを知らなかったようだ。
初級クラスと書いてあったので、出てみたらとんでもなく難しかったというのが、その投書の内容である。
ぼくは、彼女に謝った。
何度も謝った。
本来なら、こちらが出向いてでも受けたいクラスなのに、
インストラクター側から来てくれるなんて、どんなに幸運なことか、ここの会員は分かっていないのだと。
私のレッスンなんて、それほどじゃないですよと謙遜する彼女。
「ホント、ここはレベルが低くてスミマセン」っと、ひたすら謝るぼく。
レベルがばらついているので、どこに合わそうかいつも悩んでいたことを告白する彼女。
それに理解を示すぼく。
見かけはつっけんどんで、クールな印象を与える彼女。
見かけはつっけんどんで、クールな印象を与えるぼく。
でも、本当の姿は、ものすごく繊細な彼女。
でも、本当の姿は、ものすごく適当なぼく。
似たもの同士が、ようやく理解し合えたところで、もうあと1回しか会うチャンスがないという皮肉。
何度も、石○井でレッスンをしているからぜひ来てくださいという彼女。
行きたいけれど、モノスッゴク難しいレッスンであることを知っているぼく。
タブン、彼女とはあと一回。一回で最後になるだろう。
1月一杯という中途半端な時期に、失意のまま去っていく彼女。
・・・・・・
どうだろう?
最後に、一杯飲もうと誘うべきだろうか・・・・・・
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