2007年10月1日月曜日

スポーツクラブにおける事故(その4)

・・・・・・っということで、硬いテーマなのでサッと終わらせようと思うが、サテどうなるやら。

スポーツクラブが加入するのは大体、2つの保険:
施設賠償責任保険
これは、ジムの施設不良が原因で会員がケガした場合。この場合、ジムとして法的賠償責任が発生するので、その賠償責任を担保としたもの。

傷害保険
会員がトレーニング中や不注意などで、ケガした場合。
これはクラブ側に責任がないとき。

・・・・・・っで、私が経営者なら「施設賠償責任保険」に入らないなんて事は、考えられない。
最近起きたジェットコースター事故などの直接原因は機械の故障ですから、トレーニングマシーンが原因で怪我をすることは十分考えられる。
これを掛けていないと言い張る、いま私が通っているクラブの良識を疑う。

問題は、「傷害保険」の方だと思う。
保険料がいくらかは知らないが、たいした額じゃないはずだ。これも掛けておくのが常識だと思う。
会員に言いたくないのは分かるが、会費の中に含めてあるはずである。

何が問題かというと、責任が会員側にあるのか、クラブ側にあるのか、はたまたインストラクター側にあるのか。
立証が難しいと思うからである。

チョット考えただけでも、紛争に至る例を思いつく。

ランニングマシーン中に転んで骨折したら、会員の責任か?
 ⇒与えられたメニュー設定がその会員には合っていなかった。
ウェイトトレーニング中に、怪我をしたら、会員の責任か?
 ⇒スタッフの監視や、指導が適切でなかった。
エアロビクス中に転んで骨折したら、会員の責任か。
 ⇒床が汗で濡れていて、滑ったのはクラブ側の管理責任だ。
ステップの最中に、肉離れを起こした。
 ⇒インストラクターの準備運動が、不十分であった。

ツワモノにかかれば、いくらでもゴネる口実は作れる。
クラブ側としての対処は、会員を見極め、ケースバイケースで対応するしかない。

私の考えとしては、悪質な場合を除き、保険で治療費くらいは気持ちよく出すべきだと思う。

じゃあ、オマエやお前のカミサンが肉離れを起こしたとき、なぜ治療費を請求しなかったのだ?
・・・・・・っと言われるかも知れない。

それは、インストラクターによると思います。
本当のことを言うと、その日はストレッチが十分でなかった。
インストラクターが5分くらい遅れてきて、ウォーミングアップの時間を十分取らなかったということは証明できた。

でも、それを言ったら可哀想と思うのと同時にクレーマーは品がない。
100%インストラクターが悪いわけでもないし、自己責任の方が大きいと思う。

・・・・・・っという風に、まともな会員はかんがえるものです。

でも、治療費は払わなければならない訳だし、私の睨むところ、クラブ側は保険を掛けているはず。
やはり会員を大事にするクラブなら、そんな責任のなすり合いに発展する前に、治療費は負担しますと、まず言うべきだと思うが、皆さんはどう思われるだろうか?

それと、インストラクターの教訓として、準備運動は手を抜かないこと。
毎回、準備運動の大切さを会員に周知すること。
中には、私のように準備運動でさえも、手を抜いているジイサンがいる事もあるわけで、自己防衛のためにもお勧めする。

.......end.

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