・・・・・・・・っということで、ある日の初級ステップのクラス。
初級クラスといっても、もう2年近く続くクラスだ。
参加するメンバーもある程度固まってきた。
インストラクターは迷っている。
いつまでも「ハイこれがベーシックステップです」・・・・ナァ~んて毎回説明するのもメンドクサイ。
でも、ホントーに初めての参加者が居れば、そのプロセスを端折るわけにはいかない。
・・・・・っで、いつも緊張する。
「ステップ初めての人~ッ!!」・・・・・っと聞くとき。
一人でも手を挙げれれば、「はい、台の上で8歩歩いてください」から始めなくてはならない。
8歩からだんだん減らしていき、「ハイこれがベーシックステップです」まで、手順を踏まなくてはならない。
これだけで、5分は時間をロスする。
・・・・・・でも、イイんです。
これが初級クラスを持つインストラクターの宿命ですから。
・・・・・・でも、デモですよ。
いつも参加してくれる会員のことにも神経を使わなくてはならない。
「ナァ~んだ、また『ハイこれがベーシックステップです』かよ」・・・・っと思われるのが心苦しい。
せっかくいつも参加してくれる人たちのために、少しは難しいステップを盛り込まなくては気の毒だ。
・・・・・・・っと思う。
なぜなら、全く初めての参加者より、常連のほうが圧倒的に多いからだ。
・・・・・・・
だから、
「ステップ初めての人~ッ!!」・・・・・っと聞いたとき、だれも手を挙げないときはホッとする。
正直、ホッとする。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・っで、今日の初級ステップクラスだ。
何でか分からないが、満台である。
小さいほうのスタジオだが、残っているステップ台(へんな言い方)が一台のみである。
雨が降ってきたのに、「??????」である。
ザッと参加者を見渡すと、中級ステップに参加している人もチラホラ。
アッ!!FirstLightも最前列で、頑張っている。
・・・・・っで、「ステップ初めての人~ッ!!」・・・・・っと聞いた。
心の中で、手を挙げませんよーに・・・・・っと祈りながら。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
見渡すと、最後列の一人が手を挙げた。
「アッチャー!!」
そして、1テンポ遅れて、もう一人が腰のあたりの高さまで恐る恐る手を挙げた。
・・・・・・・・・・・・・
インストラクターは用意していた、先週よりチョッと難しめのコレオグラフィーを諦めた。
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