・・・・・・っということで、ある会社で、経営者の一人が、会社再生のためのプランを作成していたとするじゃないですか。
そのプランに、「フェニックスプラン」という名前を付けたとするじゃないですか。
まあ、作成途中で、いろんな人の意見を聞く訳じゃないですか。
見たくもないのだが、私にも意見を聞きに来るじゃないですか。
よせばイイのに、この際だからキビシイことを私もついつい言ってしまうじゃないですか。
見る都度それは分厚くなって、一見立派そうなプランになっていくじゃないですか。
でも、肝心かなめのところが抜けているってェのが、いつものパターンじゃないですか。
私は、それを指摘したいのだが、言っても無駄な相手だってェことが分かるじゃないですか。
アンタ、「フェニックス」って知っているのかと、聞きたくなるじゃないですか。
そりゃ、不死鳥のことくらい知っているし、この再生プランにピッタリだとソイツは答えるじゃないですか。
でも、不死鳥神話の一番大事なポイントはナンですかと聞いたとするじゃァないですか。
相手は、私の言っていることが分からずに、キョトンとするじゃないですか。
いいですか、フェニックス神話のツボはですね、自ら火に飛び込んで一度自分を燃やし尽くすことなんですよ。
完全に灰になった後、そこから蘇るんです。
もう一度言いますよ、一度自分を灰になるまで完全に燃やし尽くす必要があるんですよ。
燃やしきらずに、過去の成功パターンを未練がましく、引きずっていちゃダメなんです。
生焼きじゃぁダメなんです。
そのためには、辛いこともしなければならないんです。
心を鬼にする覚悟がいるんです。
肝心かなめのポイントが抜けたまま、安易に「フェニックスプラン」という命名しちゃダメよ、
・・・・・・って、言いたくなるじゃないですか。
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