・・・・・・っということで、お金持ちの連想。
アメリカの金持ちは日本の比ではない。
むかし、オレゴンのEugeneにある企業と関係が出来た。
事業セットアップのため、私が何週間か滞在したことがある。
長期に社員を滞在させるため、適当な宿舎を探さなければならない。
不動産屋を介して、適当な物件を物色していた。
これは買い得ですよと紹介された中に、一山いくらという出物があった。
一山というのは、文字どおりで、邸宅に山が付いている。
入り口から車でかなり走ったところに、その邸宅があった。
広いベランダの前には小さな湖があり、向こう岸には野生の鹿も現れるという。
湖畔には、ボートも係留されている。
当然いくつもの部屋があるのだが、全部家具付であった。
ようするに、前の持ち主は身の回りのもの以外、全て置いていったのである。
たとえば、一階と二階にそれぞれグランドピアノがあった。
一階にはガラス張りのトレーニングジムがあった。
もちろん、マシーン類は一式揃っている。
そのときは、フィットネスに全然興味がなかったので、価値は全く分からなかったが。
私は一発で気に入ってしまった。
価格もそれほど高くなかった。
日本から出張してきた社員は、この家を見てビックリ仰天するだろうなと思った。
不動産屋が言うには、もし、気に入らなくなったら、山の木を材木として売っても、買った金額の元は取れるといった。
早速、本社に購入してよいか打診した。
残念ながら、本社の回答はNO。
結局、町外れにあるアパートと契約したのだが、いまもってあの時買わなかったのが残念である。
0 件のコメント:
コメントを投稿