・・・・・・っということで、伊予の国は今治の町。
市営住宅の一室で、男の子が生まれた。
当時は当たり前だが、産婆さんが取り上げた。
待望の男の子で、外国にも通用するようにと、珍しい読み方の、漢字一文字の名前を付けた。
目がクリッとした利発そうなカワイイ子で、よく女の子と間違えられたという。
父親の関係で、4歳のときに山口県の防府に引っ越したので、その頃の記憶は殆どない。
ヒマさえあれば、絵本を見ていたらしく、いつの間にかひらがなを覚えていたので、ビックリされたという。
その褒められた、誇らしい記憶が薄っすらと残っている。
5歳のときに、大泉学園に引っ越し、暫らくして小金井に移り、そこで小学校に入学した。
2年のときは、岐阜に引っ越した。
3年になり、生田で半年。
また、引っ越して、4年生は神奈川県に移った。
これだけ転校すると、子供の精神に及ぼす影響は大きい。
もともと人見知りだった少年は、昼休みは一人で過ごすことが多かった。
その代わり、転校するときに人前で挨拶することだけは上手くなった。
勉強はしなかったが、成績は良かった。
それに、学級委員長なんかに、選出されたりした。
4年生のときに、クラスの女の子に恋をした。
昼休みにレコードをかけたりする放送担当にされた。
その放送室は階段の下にある狭い部屋で、アナウンサー係のその子と二人だけになった。
もう、緊張して、緊張して、レコードに針を落とす手が震えた。
・・・・・・っと、
途中、大幅に省略。
こんな大人になった。
Happy birthday to me.
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