2008年10月13日月曜日

歴史の伝承

・・・・・・・・っということで、全く関係ない話。、

単に思いついただけの話。

私の両親は80歳を過ぎて、あまりボケもせず、生きている。

親父は大正生まれで、陸軍士官学校出身である。

私の子供のころ、フト歌ってくれた歌をまだ覚えている。

子供の記憶力というのは、すごいものだ。

どんな歌かというと:

「♪日本の~
乃木さんが
凱旋す~

スズメ
メジロ
ロシヤ
野蛮国
クリポトキン
金の玉

負けて逃げるはチャンチャンボー
棒で殴るは犬殺し
死んでも命があるように

日本の
乃木さんが
・・・・・・・・」

お分かりのように、シリトリ歌である。

私が面白いと思うのは、子供の歌(童謡とはいえないだろう)でも、その時代の世相を反映するということ。

日露戦争が終わって、乃木大将が凱旋するときに流行ったのだろう。

他愛のない子供らしい連想から始まっているが、自然と戦争や死のことを連想している。

大国ロシアを破って、相手を野蛮国とけなしていい気になっている。

クリポトキンは言うまでもなく、ロシヤの大将の名前。

それを、子供らしくキ〇タマと揶揄している。

それでも、戦争に行って死ぬことに、何となく不安を感じていることも読み取れる。

チャンチャンボーの意味は分からないが、たぶんいまでいう差別用語だろう。

皆さんが分からないのが、「犬殺し」だろう。

私の世代では、野良犬というのがたくさんいた。

当然、ソレを捕まえて駆除する担当者もいた。

彼らは、針金の輪を手に持って犬に近づき、すれ違いざまにクビに引っ掛けて捕らえる業を使っていた。

今じゃ、考えられないことでしょう?

・・・・・・・・
何かの拍子に、私が子供たちにこの歌を歌ったことがある。

二人とも、イッパツで覚えてしまった。

子供の記憶力って・・・・・・・・

こうして、歴史は次の世代に伝えられる。

・・・・・・・・

ナンジャ、このオチ。

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