・・・・・・・っということで、子供のころの記憶である。
時代は半世紀以上前の日本。
大人ってスゴイなぁ~っと思ったこと。
蒸気機関車がトンネルに入るとき、窓を閉めなければならない。
そうしなければ、車内は煙が充満して、悲惨なことになる。
不思議なことに、車内には必ず一人のオッサンがいて、
トンネルが近づくと、事前に窓を閉めるのである。
そのオッサンを見て、他の乗客たちが窓を閉めることになる。
そのオッサンは、トンネルの位置を熟知しているのである。
もう、尊敬しましたね。
本人も、腕を組みながら得意気であった。
たまに、そんなオッサンが二人いたりする。
そうすると、相手より早く閉めようと、競争するんですね。
オレのほうがツウであることを誇示したいのである。
オッサンといったが、オバサンはダメである。
だいたい、トンネルの位置を間違えて、
無駄に閉めさせたりするので、もう信用されなくなる。
やっぱり、こういうことはオッサンに限る。
end.
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