・・・・・・・っということで、マジメな話である。
すっごくマジメな話なので、不真面目な人は読まないでください。
・・・・・・・だから、読むナって。
・・・・・・・っで、昔、ある女性がアメリカにホームステイした。
私は、事前に相談を受けたので、よしなさいとアドバイスした。
その女性は、マアお金持ち。
なに不自由しない家庭の育ちである。
でも、アメリカでとある資格を取るために、私のコネを頼ってきた。
分かりますよ、なに不自由しない生活から単身アメリカに渡って、一人で資格を取ろうって
・・・・・・・そういう、親離れにあこがれるっていう気持ち。
通常なら、私は後押しをする。
それどころか、火に油を注ぐくらい煽り立てる。
・・・・・・・っでも、そのときは反対した。
それを押し切って、彼女は自分でホームステイ先を見つけて、サッサと渡米した。
アメリカのホームステイ受け入れ先は、かなり貧しい家庭だった。
まあそんなものですよ、ホームステイを受け入れる家庭って。
裕福な家庭が、気まぐれのボランティアで東洋人でも受け入れようって、そんなのは例外中の例外。
受け入れることによって、少しでも収入を増やしたいって、そんな中流以下の家庭が殆どなのです。
(これは20年以上も前の話なので、いまは違うかもしれません。)
・・・・・・・っで、その家庭の主は、親愛の情を示すために、会うなり彼女をハグした。
言っちゃナンだが、彼女は華奢でそれほど魅力的な女性ではなかった。
まあ、こんな言い方は語弊はあるだろうが・・・・。
その家の旦那は、ことあるごとに彼女をハグした。
貧乏人のアメリカ人のオヤジが、裕福に育ってきた極東のワガママ娘を、ハグしたのである。
昨日もハグ、今日もハグ、明日もハグ、明後日もハグ、毎日ハグ・・・・・・・。
ついに、その女性は私に救いを求めてきた。
なんでオレにィ~~???
彼女いわく、「セクハラです」
キッパリ!!
そうかも知れない。
アメリカ人は、とてつもなくブスとうれしそうに腕を組んで歩いているのを、よく見かける。
(スミマセン、差別用語を使ってしまった。)
本当に、その旦那は東洋人の女性に対し、劣悪な情欲を催していたのかも知れない。
・・・・・・・・・・
そうだとしたら、ここから先にこの話は続かない。
でも、私はそのとき、そうは思わなかった。
私は思った・・・・・・・
彼女は、ハグ【Hug】という文化に遭遇して、拒否反応を示してしまったのではないかと。
もし私の推理が正しければ、これは日米友好の歴史において、大きな汚点を残したのではないかと。
・・・・・・・・・・・・
さて、ここまでが前置きである。
西洋の文化は、接触を厭いませんよね。
初対面でも。
まず、握手する。
・・・・・日本ではしませんよね。
抱擁【Hug】する。
・・・・・日本ではしませんよね。同性愛じゃないんだから。
キスをする。
・・・・・日本ではしませんよね。不衛生きわまりないから。
日本人は、相手との物理的な接触は、避けますよね。
初対面ですよ。
でも、こ文化の違いは案外、重要な意味を持っているのではないだろうか。
イヤ、とてつもなく重要な意味を持っていると思う。
・・・・・・・・・・・・・・っと、
また話は、突然飛躍して、ブログである。
私のブログである。
私が知り合った女性(断っておきますが、あくまでブログの世界ですよ)に対して、
Hugしたいと思った女性が二人います。
実際、その二人の女性に対して、「心の中でハグします」・・・・・っというメールを書きました。
ありがたいことに、受け取った二人とも、私の意図をちゃんと理解してくれました。
自分でも、そんなこと書くのは失礼だし、変態じみていると分かっていました。
でも、彼女達のブログを読んでいて、自然に、本当に自然に、
所謂ピュアーな気持ちで、抱きしめてあげたいと思ったのです。
要するにバーチャルな【Hug】ですよね。
これなら、実害はない。
しかも、相手は心ときめかないジイサンなので、安心。
・・・・・・・・っで、何を言いたいかもうお分かりと思います。
日本にはハグの文化がない。
接触の文化がない。
これは、良いようで、悪いようで、よく分からない。
でも、アッケラカンと、抱擁している外人を見ると、ある意味羨ましい。
もし、日本人がそんな抱擁に対して抵抗がなかったとしたら、もっと違った日本になっていたんじゃないだろうか。
イヤイヤ、なんでこんなことを思ったかというと、皆さんのブログを読んでいたからです。
ハグしたい、そんなブロガーが多いのです。
何人もいるのです。
ハグすることによって、なんと多くの人たちが救われることか。
そんな簡単なことで。
なんと多くの日本人が救われることか。
そんなことを考えてみたのです。
大人だから、そんな子供みたいに抱きしめれれるなんて。
でも、大人だからこそ、抱きしめられたいんじゃないでしょうか。
正直言います。
私のような60歳近いジジイでも、だれかにハグされたい。
ハグされて、子供のように純粋な自分に戻りたい。
そんな気持ちはあります。
ショージキあります。
単純なことなのでしょうね。
本当は。
複雑なように見えて、本当は単純なことじゃないかな。
勝手だけれど・・・・・
本当に勝手だけれど・・・・・・
きょうも、誰かさんのブログを読んで、ハグします。
勝手に・・・・・・。
私が一方的に・・・・・・。
ギュ~っと。
そして、ギュ~っと。
・・・・・・・・・・
end.
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