・・・・・・っということで、季節の変わり目は体調も変調をきたす。
それにつれて、心も変調をきたし気味だ。
・・・・・・って、どうです?みなさん。
今朝は運悪く満員電車に当たり、ドアに押し付けられながら、高架を走っていたとき、何とはなしに東京の街並みを眺めていた。
どんよりと曇った空がず~っと遠くまで広がっていた。
「そういや近頃、目の焦点を無限大に合わせることが少なくなったなあ」なんて、ぼんやり考えていた。
・・・・・・っで、最近車内ではニンテンドーDSの日本文学全集を片っ端から読んでいる。
いま読んでいるのは、有島武郎の【或る女】である。
どういう偶然か、まさしくそのときに読んでいた箇所に、
「そこびかりのする雲母色(きららいろ)の雨雲が縫い目なしにどんよりと重く空いっぱいにはだかって・・・・・・」
という文章に行き当たった。
有島武郎は天才肌ではないので、この文章を捻り出すのにずいぶん時間をかけたと思われるが、この表現は上手い。
まさしく私の見ている風景を的確に描写している。
「雲母色」と「縫い目なしに」という表現がキラリと光る。
・・・・・・・・・・・・
最近どうしたことか、便秘気味である。
ビールを控えているせいか?
なにか精神が不安定になっている元凶は、季節の変わり目とは全く関係ないことなのだろうか。
。(´д`lll)
end.
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