2009年5月23日土曜日

ウツの問題について

・・・・・・・っということで、ウツで悩んでいる人は多いですね。

私の周囲を見回しても、ブログを読んでいても、軽症の人から重症の人まで・・・・増えてますよね。

インフルエンザ患者の問題と同じくらい、真剣に考えなければならない問題じゃないでしょうか。

私も興味があって、ときどきこの関係の本を読んだりするのですが、

読めば読むほど、難しいと思う。

最終的に、本人の「心の持ち方」を変えるしか解決できないからでしょうね。

今では、とてもいい薬があるようですが、多くの薬のように根本的な解決手段とはいえないようです。

最近いくつか読んだ本の中には、「患者の甘え」を指摘する精神科医もいましたね。

トラウマなんて昔はなかった言葉ですが、いまは患者からトラウマだと主張するそうです。

新しい病名が出てくると、それだけ患者数が増えていくというデータ。

根底には、昔に比べ患者自身の「心の耐性」が弱くなったのと、周囲がそれに過度に反応しすぎると主張していました。

かなり過激な主張でしたが、いろいろな患者と直接接した結果、そう言いたくなる医者の気持ちも分かる気がします。

でも、患者としては自分が「傷つきやすい心」を持った人間であることを、十分知っているのですよね。

心を鍛えよといわれても、それが出来ないから困っているんですよね。

またある本では:

過去に誰かに傷つけられて悩むことは、いつまでもその加害者の支配下に入っているということ。

そんな憎い相手に、いつまでも心をコントロールされているのは馬鹿馬鹿しいことじゃないか。

過去に傷つけられたことは事実として受け入れ、そこから前に進まなければならないんじゃないか。

と書いてありました。

理屈では正しいでしょう。

でも、それも自覚しているんですよね。

出来ないから困っているんですよね。

ウツの人は、自分自身と対話する時間がとても多いような気がします。

ものすごく多くの時間を、自分との対話に割いている。

自分を苦しめる正体を理解し、それが自分をなぜ苦しめているのか、ストーリーを自分で組み立てて、理解する。

そういうプロセス抜きには、心の持ち方を変える手立てはないのでしょう。

頭では分かっているが、心というのは難しいものですね。




end.

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