2008年8月24日日曜日

シンクロナイズドスイミング

・・・・・・・・っということで、また結論を考えずに書き始めます。

シンクロナイズドスイミングのことは、全く分かりません。
でも、凄まじい練習をすることだけは、情報として知っています。
昨日の決勝で、日本の選手が失神してしまうくらいですから。
見かけの華やかさとは違い、「命がけ」のスポーツなんですね。

さて、井村雅代コーチである。
昨年、中国のコーチに招かれ、短期間で中国を日本のライバルに育て上げてしまった、名コーチである。

裏切り者とか、非国民ナァ~んて非難の声が起きないのは、日本人が成熟したからでしょう。
何といっても、「敵に塩を送る」という言葉があるくらいの国ですから。

・・・・・・・っで、気になったのが、彼女が「中国はなんといっても13億の人口ですからねー」っと言ったこと。
言わんとすることは、中国は日本に比べ10倍の人口だから、良い選手も日本よりたくさんいる。
だから、同じコーチが教えても、中国のほうが短期でトップクラスにレベルアップできる。

たぶん本当なのだろう。

でも、引っかかる。

想像だが、中国の場合、シンクロに力を入れ選手を強化し、日本を追い越してメダルを取るぞォ~っと、国が全国に号令をかければ、容姿端麗(手足も長い)で水泳が上手い選手はアッいうまに集まるだろう。
日本の10倍。
これは、理論的な考えだ。

じゃあ、日本が同じことを出来るかと考える。
まず出来ない。出来たとしても、中国の1/10も集まらない。
これは、絶対に出来ない。

もう一つ、集めた10倍の選手を訓練して、ふるい落としていく過程を考える。
まず間違いなく、彼らは「容赦なく」できる。
そして、ふるい落とされる側の「必死度」もまるで違うはずである。

そうなんです。
私の言いたいのは、単に「人口の差」ではないことです。
「国の制度の差」なんです。

それでも、デュエットでは日本が勝った。
そして団体では負けた。

少人数では勝てたが、大人数では負けた。

分かりますよねえ。理論的に考えて。
どんなに日本人選手が頑張ったかを。
その頑張りは、想像ができないくらいすごかったかを。

日本人選手が失神したという意味は、そういうことなんです。

メダルを取るということは、そういうことなんだと、今回のシンクロナイズドスイミングで考えさせられました。

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