2008年8月21日木曜日

リサちゃん

・・・・・・っということで、また二日酔いで頭が重い。
んッ?二日酔いじゃなくて、三日酔いか・・・・・・?

3軒もハシゴをしてしまった。
ビールで始まり、バーボン、最後はスパークリングワインで締めた。

2軒目に、またオカマショーを観に行ってしまった。
今月に入り、2回目である。

あちらも私の顔を覚えてしまい、ショーが終わったあと、ダンサーが次から次に私たちのテーブルにやってくる。
こういうときは、彼女(?)たちに飲み物をオーダーしてやらなければならない。
これが結構高い。
彼女らにとって、ショーの合い間の大事な小遣い稼ぎなのだ。

その中のリサちゃんとは、メル友になってしまった。
彼女のことは大分前にここで書いたが、本格的なテノール歌手であった。
どのくらい本格的かというと、(去年亡くなってしまったが)エルンスト・ヘフリガーから直接レッスンを受けていたくらいである。

昨夜も、「冬の旅」のカラスが出てくるところを歌ってとか、「アイーダ」のアリアをとか、「魔笛」のパパゲーノとか、「蝶々夫人」のピンカートンが懺悔する箇所とか、モーツァルトの「レクイエム」の怒りの日とか、次々にこちらのオーダーに応えて、完璧な音程とドイツ語、イタリア語で歌ってくれた。

なんでオペラ歌手にならなかったのかと聞くと、「儲からないから」っとアッサリ。
日本では、オペラ歌手という職業はないのだと言う。

劇団四季のミュージカルのバックコーラスなんかに、本格的な元オペラ歌手が混ざっているという。

でも、ミュージカルは発声が軽いからねェ~、だと。

フ~ン、そうなんだ。

・・・・・・っで、「今でも歌っているの?」っと聞くと、毎日一人で歌っているという。

「今度は声帯を手術して、ソプラノをやろうか」なんて冗談を言う彼女の目が寂しそうに泳いだ。

もちろん彼女は外見的にも、物理的にも、完全な女性になっている。

そして、喉ボトケも出ていない。


・・・・・・っと、フィットネスに関係ないことをまた書いてしまった。

・・・・・・っで、今朝携帯を見ると、リサちゃんから「また来てください」っとのメールが入っていた。

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