・・・・・・っということで、クラスのレベルを判断するのは難しい。
インストラクター暦3年目のI嬢は、たぶんそう思っていることだろう。
彼女の中級ステップクラスは、3ブロック構成だ。
それを、1ヶ月で完成させる。
先月は、かなり手の込んだメニューだった。
最初の2ブロックで手こずってしまい、3ブロック目は十分な時間が取れなかった。
結果として、不完全燃焼で終わった。
今月も、先月と同難度の3ブロックを用意してきた。
最初の2週で、2ブロックをマスターさせ、3週目の今週3ブロック目を展示した。
前回で、2ブロックに時間を掛けすぎたとの反省から、そう調整してきたのは間違いない。
彼女は、ちょっといまのクラスにはレベルが高いのじゃないかと心配していた。
というのは、「3ブロック目は、一番難しいですよォ~、フフフフッ」
・・・・・・っと、彼女には珍しい口調だった。
確かに、手が込んでいた。
チャチャチャをしながら、台に上がり半回転、ワン・バックランジのあと、ニーアップ、ペンヅラムをしながら半回転、片足床タッチの後シザース、ツイスト、床マンボツイスト・・・・以上を台上でこなした後、向こう側に下りてニーアップこれで16カウント、ようやく1ブロックの半分である。
コリャなかなか出来ないと考えるのは普通である。先月の惨憺たる結果を見れば。
ところが・・・・・・
出来ちゃうんですねー、80%くらいの人数が。
これにはビックリ。
私もビックリ。
受ける側のレベルも上がったのだろうけれど、インストラクターの「クセ」にも慣れてきたという要素も大きいはず。
それと、インストラクターが「100%近くの出来」を目標としていたものを、「20~30%は切り捨ててもイイや」という考えに切り替えたというのが、最大の理由じゃないかと思うんですがねぇ~。
ことほど左様に、教えるということは難しいものですナ。
難しいとともに、面白い。
それは、教育は常に流動的なもので、常に新しい発見があるからでしょう。
この面白さを知ったら、多少給料は安くても、教育関係をやりたいっていう気になっちゃうんですがね。
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