2009年3月13日金曜日

ブログ考(その2)

・・・・・・っということで、ブログはまったく新しいツール(?)であることをまず認識することから始めなければならない。

ウ~ン硬い書き出しだな。我ながら。

ある人はブログは「公開日記」であるという。

これは良い定義である。

個人の日常を書き綴るわけだから、本質的には日記である。

日記は個人的(プライベート)なもので、その証拠に鍵の付いた日記帳もあるくらいだ。

でも、「公開」が付いた場合、これは本当に日記だろうか?

ブログも日記だと定義した場合、これは自己矛盾する。

なぜなら日記=プライベートなものであるとしたら、公開=パブリックという言葉は、正反対の意味になるからである。

実は、ブログは日記じゃないのだ。

私が「ブログはまったく新しいツール」ということはこういうことである。
日記と違い、ブログは常に読者を意識している。

私は、ブログは日記より、エッセイ(随筆)と定義した方がいいのじゃないかと思っている。(過去にもそう書いたことがある。)

世の中、総エッセイストになった・・・・・・っと。

この定義を私はしばらくの間、気に入っていた。

エッセイとは:
1 自由な形式で意見・感想などを述べた散文。随筆。随想。2 特定の主題について述べる試論。小論文。論説。

私の書くブログは、(無意識にも)エッセイに近いと思っている。

なぜ、自分の日常を公開したいか?

それは、日ごろ自分が思っていることを発信して、多くの人にその思いを共有してもらいたいという意識があるからである。

これは、私の気持ちにストンと落ちる考え方である。

だから、「自分なりの意見」、「自分なりの思い」がないブログを見ると、ウンザリしていた。

要するに、「発信していないブログ=単に日常の出来事だけ」を書く人の気が知れなかった。

実際、そういう人のブログにやんわりと意見を書いたために、大反発を食らったこともある。

でも最近は、このエッセイであるという定義もちょっとズレていると思うようになった。

それは、発信していないブログが、山ほどあるからである。

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