2009年3月23日月曜日

さすがイチロー

・・・・・・っということで、WBCだの春の選抜だのと野球の話題で持ちきりである。

門外漢の私も、少しだけは興味を持っている。

高校野球では、私の生まれた愛媛県から2校も参加していて、今治西は初戦を勝利した。

WBCはなんだかルールがよく分からんが、韓国とばかり戦っているような気がする。

それにしても、イチローは絶不調ですナ。

今日書きたいのは、日本人の戦略的思考能力である。

・・・・・・んっ!??

まあ、聴いてください。どうせヒマなんだから。

不思議に思うのは、韓国の強さである。

ついこの間まで、韓国はプロ野球が存在しなかった。

日韓の実力の差は、とてつもなく開いていた。

それが、今回のWBCでは互角かそれ以上である。

北京オリンピックではゴールドメダルだ。

こんなに短期間に実力を付けてきたのは何故なんだろう?

・・・・・・っと思いません?

だって、日本は高校野球で見られるように、野球選手を育てる裾野はものすごく広い。

たぶん、世界有数の裾野の広さだろう。

いま日本のプロ野球選手は、その中で鍛え上げられ、勝ち上がってきたスーパーエリート達であるはずだ。

韓国なんかとは比較にならないだろう。

理屈からすると、韓国なんか相手にならないはずである。

何か日本の野球には、韓国にあって日本にはない、根本的な原因が潜んでいるのではないか?

・・・・・・っと、思ったのです。

そんなもの分かるはずがないのは、分かっている。

でも、考えるのは面白いですよね。

ハングリー精神の違いなんて言っているうちは、何の解決方法も見つからないだろう。

体力、食べ物の違いなんかに理由を求めても、無駄な作業である。

やっぱり、国民性に原因を求めたいんですね、私としては。

そこで思い当たったのが、「戦略的思考能力の欠如」である。

逆に言えば、日本人の「戦術好き」である。

スポーツ新聞なんか読んだこともないが、見出しを見ているだけで、野球を「浪花節」にしたがっているのが分かる。

WBCの日本チームは、相手の分析データが、質・量ともに揃っているだろう。

原監督に求められるのは、「戦術的な勝利」である。

要するに、試合毎に勝ったか負けたか。

言っていることがよく分からないと思うので、この間の日韓戦である。

日本人のほとんどは、?組1位通過に価値を置いているのである。

でも、準決勝で当たるのは米国である。

韓国の監督は、米国とベネズエラの戦力比較をした上で、日本戦に手を抜いたのではないかと、私は本気で思っている。

案の定、韓国はベネゼラに大勝して、決勝進出だ。

日本は、薄氷を踏む思いでの準決勝進出だが、韓国は何か余裕が感じられる決勝進出だ。

戦略とはこういうことである。

戦略は口に出すものではない。

でも、視聴者(国民)が戦術ではなくて、戦略を好む国民だったら、この辺を楽しむはずだ。

日本は準決勝でも絶不調のイチローが出るはずだ。

いままでスランプだった選手が、突如米国戦で大活躍する。

その、確率論からすればかなり低いギャンブルに、日本国民は掛けるのだ。

それを期待するのが日本人なのだ。

浪花節とはこういうことだ。「さすがイチロー」、「やっぱりイチロー」と。

原監督も、イチローを先発から外すという選択肢は与えられていない。

米国に勝つかも知れない。

そして、韓国に勝って国民が望む二連覇を達成出来るかも知れない。

でも、かなり難しいことだと、私は思っている。

監督が戦略的思考を出来る人で、尚且つ国民が監督に戦略を使うことを許す気質になること以外、常勝日本野球はありえないと思っている。


end.

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