2009年4月28日火曜日

タイムマシン考

・・・・・・っということで、タイムマシンについて考えてみた。

「タイムマシンはいくら人類の科学が進歩しても、絶対に発明されない。
その証拠に、未来からやってきた人間を見かけないからだ。」

・・・・・・っという論証は、かなり説得力がある。

だが、過去に遡ることができるタイムマシンは、未来において発明されないという確証はない。

例えば、ある人が50歳でタイムマシンを発明し、時代を遡って自分が20歳のときに戻れたとしよう。

だが、20歳に戻った自分は、50歳までの記憶を全部忘れてしまったとすると、本人は遡ってきたことを自覚できない。

また、20歳からの人生をやり直すのである。

タイムマシンの物語が魅力を持つのは、自分とともに現在の記憶を持っていけるという都合のいい場合だけである。

・・・・・・っと、言いたいこと分かりました?


さて、話しをもう少し進めて、未来に行けるタイムマシンは発明できるかどうか。

これについては、私にとってはあまり魅力が感じられない。

なぜなら、小規模ではあるが、私は毎日体験しているからだ。

夜の12時に寝て朝の6時に起きたときは、自分は未来にテレポートしているのである。

とても、小規模だけど6時間のタイムとラベルを体験しているのである。

それが、何年規模で経験した人もいる。

記憶喪失だった人が、何年ぶりかに記憶を取り戻したときである。

そのとき、その人はタイムマシンとおなじ気分を味わえる。

じゃあ、何百年単位で未来にタイムとラベル出来たとしよう。

その時代の人たちは、何百年の昔からやって来た人間に興味を示すだろう。

多分、いじりまわされるだろう。

だが、やってきた本人にとって、そんなこと楽しくともなんともないはずである。

だから、私はせいぜい8時間のタイムとラベルで満足したい。

とても気分の良い、トラベルだから・・・・・・。




end.

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