2012年9月28日金曜日

バカに付ける薬

・・・・・っということで、

「ねえねえ君、上手いねぇ~」

「・・・・・・・」

「何年ステップやっているの?」

「・・・・・・・」

「ぼくはねぇ、もう7年もステップやっているけど、

 ご覧のとおり歳だから、もうそんなスゴイ動きはできないな。」

「・・・・・・・」

「そうはいっても、今やれといえば出来ないこともないナ。」

「・・・・・・・」

「君のは単純なアレンジだよね。ただ回転を加えるくらいだからね。」

「・・・・・・・」

「確かにこのクラスは初中級だから、君のような上級者には物足りないよね。

 その気持ちは良く分かる。」

「・・・・・・・」

「オリジナルの振り付けに強度を加えたいっていう気持ちよく分かるよ。」

「・・・・・・・」

「でもね、君の居るところは最前列なんだよ。」

「・・・・・・・」

「フツー、普通はそういうアレンジを加えたいんなら、

 最後尾とか、端っこの目立たないところでやるのが常識じゃないかな?」

「・・・・・・・」

「えっ?よく聞こえないな。迷惑はかけていないって?」

「・・・・・・・」

「あのね、このクラスは初中級なんだよ。

 初級の人も沢山混じっているのよね。

 君の動きにつられて間違うことだってあるんだよ。」

「・・・・・・・」

「えっ?よく聞こえないな。間違った動きはしてないって?

 冗談じゃないよ、君は勝手にインストラクターの動きを先取りして、

 ことごとく外しているじゃないか。」

「・・・・・・・」

「しかも、初めての動きに対して、君はなかなか覚えられなかったじゃないか。」

「・・・・・・・」

「イヤ、ぼくは君の動きなんかにつられないよ。

 全部冷静に観察していましたよ。

 ぼくはいいんです。

 君の間違った動きの影響で、初心者が怪我をしたらどうするんです?

 君は責任負えますか?」

「・・・・・・・」

「そもそも君は、何で無駄な動きをするの?

 それも最前列で。

 自分の上手さを自慢しているとしか見えないよ。」

「・・・・・・・」

「えっ?違うって?単に負荷を上げたいだけだって?

 だったら、上級者クラスに出なさいよ。

 尤も、君くらいのレベルだったら、上級者クラスじゃ全然付いていけないはずだけどね。」

「・・・・・・・」

「あまりに酷いから、インストラクターに注意しておきましたよ。」

「・・・・・・・」

「次ぎ参加するときは覚悟しておきなさいよ。」



・・・・・・・

ホント、インストラクター悩んでいましたヨ。

マア、これもインストラクターとして乗り越えなきゃいけない試練ですから、

色んな先輩に聞いて対処法を来週まで考えてきてください。





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