・・・・・・・っということで、そこまで言うならば、彼女のステップはものすごく易しいか、ものすっごく難しいかのどちらかである。
ぼくは易しい方に賭けた。
もし難しいのなら、そのスジのマニアがいっぱい押しかけているはずだ。
だって、スタジオ内はその大きさに比べて、参加者が極端に少なかったから。
ぼくを入れて14人かな?
それも、ほぼ中心線に沿って固まっている。
ガラガラなのでどこに台を置いてもいいのだが、ぼくはいつものように最前列の一番端っこ。
参加者を見渡すと小柄な女性が主体で、時折場違いなスッゲェー上手そうな男の若造が何人か紛れ込んでいる。
要するに、ぼくみたいな老人は居ないってことね。
ドンクサそうなオバサンも一人も居ないのね。
これにはちょっと警戒心を持った。
・・・・・・
始まる前、子豚ちゃんがぼくの方を向いて、
「ホントーにその位置でいいんですか?」と聞いてきた。
ぼくはその意味が分からなかった。
皆、中心線の狭い範囲で固まっているのに、ぼくだけとんでもない外れっこしの、首を90度曲げなきゃ見えない最前列に居たのだから。
だって、初中級でしょ?
いつもこの位置で、
ホントーのことを言えば、今朝の朝一番のベーシックステップIIで、ぼくは全く同じ位置で難なくこなしてきたばかりなのだ。
後から考えると、彼女の言葉にはぼくに対する「敵意」が込められていたのだ。
だが、そのときはその敵意にぼくは気付いていなかった。
・・・・・・
以下、子豚ちゃんがウォームアップ中を含め、レッスン中にぼくに投げかけてきた言葉のダイジェスト。
「踵まで台にきちっと乗せなさいっ!!」
(この命令口調は、ぼくの前まで来てマイクに拾われないようにした上で投げかけてきた。)
「私のステップに出る限りは、絶対に踵まで乗せることが参加資格ですからねっ!!」
「見ながら真似するんじゃないっ!!」
「慣れた人に限って、そういうやり方をするんです。」
「だから、理解した人だけやってください。理解せずに真似しないっ!!」
「これだけ言っても分からない?じゃあ日本語で言いますよっ!!」
・・・・・・そう、ぼくに対する敵意丸出しなのである。
つづく。
ぼくは易しい方に賭けた。
もし難しいのなら、そのスジのマニアがいっぱい押しかけているはずだ。
だって、スタジオ内はその大きさに比べて、参加者が極端に少なかったから。
ぼくを入れて14人かな?
それも、ほぼ中心線に沿って固まっている。
ガラガラなのでどこに台を置いてもいいのだが、ぼくはいつものように最前列の一番端っこ。
参加者を見渡すと小柄な女性が主体で、時折場違いなスッゲェー上手そうな男の若造が何人か紛れ込んでいる。
要するに、ぼくみたいな老人は居ないってことね。
ドンクサそうなオバサンも一人も居ないのね。
これにはちょっと警戒心を持った。
・・・・・・
始まる前、子豚ちゃんがぼくの方を向いて、
「ホントーにその位置でいいんですか?」と聞いてきた。
ぼくはその意味が分からなかった。
皆、中心線の狭い範囲で固まっているのに、ぼくだけとんでもない外れっこしの、首を90度曲げなきゃ見えない最前列に居たのだから。
だって、初中級でしょ?
いつもこの位置で、
ホントーのことを言えば、今朝の朝一番のベーシックステップIIで、ぼくは全く同じ位置で難なくこなしてきたばかりなのだ。
後から考えると、彼女の言葉にはぼくに対する「敵意」が込められていたのだ。
だが、そのときはその敵意にぼくは気付いていなかった。
・・・・・・
以下、子豚ちゃんがウォームアップ中を含め、レッスン中にぼくに投げかけてきた言葉のダイジェスト。
「踵まで台にきちっと乗せなさいっ!!」
(この命令口調は、ぼくの前まで来てマイクに拾われないようにした上で投げかけてきた。)
「私のステップに出る限りは、絶対に踵まで乗せることが参加資格ですからねっ!!」
「見ながら真似するんじゃないっ!!」
「慣れた人に限って、そういうやり方をするんです。」
「だから、理解した人だけやってください。理解せずに真似しないっ!!」
「これだけ言っても分からない?じゃあ日本語で言いますよっ!!」
・・・・・・そう、ぼくに対する敵意丸出しなのである。
つづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿