・・・・・・・・っということで、昨夜は代行のエアロビクスに出た。
(断っておきますが、長い上に、つまらないですので、パスすることをお勧めします。)
・・・・・・っで、代行は面白い。
全く知らないインストラクターが代行するときは、出来るだけ参加することにしている。
何が面白いって、わざわざこちらから遠征しなくても、個性の違うレッスンが受けられるのが面白い・・・・・・だけではない。
インストラクターと会員が「間合いを計る」過程が面白いのである。
当然、代行のインストラクターは事前に情報を仕入れるだろう。
受け持ちのインストラクターから、生徒のレベル、雰囲気、強度の程度なんかの情報を引き継ぐだろう。
問題人物の有無なんかも、おまけに聞くだろう。
受け持ちのインストラクターが超人気だと、参加者数も気になるだろう。
このチャンスに、いい印象を与えて、レギュラー獲得なんていう野心を持つ者もいるだろう。
絶対にナメられちゃイカンと、強い決意で臨む者もいるだろう。
ここで、昨夜、超人気のS嬢の代行をした、K嬢の心の動きをシミュレーションしてみよう。
・・・・・・・・・・
「代行情報はだいぶ前から、通知していたから、知らずに来る人は居ないはず。」
「でも、一応、入り口での挨拶はしておこう。」
「あっ、今晩わ。今日は代行でぇ~す。」
「なんか、反応ないなァ~」
「ウ~ン、やっぱり集まり悪いなァ~」
「5分前なのに、イチニイサンシイ・・・・・5人かよ。」
「オッ!UFOを履いた、背の高い男性が、来るぞ。」
「ナァ~んだ、ジジイかよ。」
「アッ、こんばんわ。代行でぇ~す。」
「常連なのかなぁ?聞いてネーぞ。」
「サァ~ッテと、そろそろ時間だから始めるとするか。」
「気合を入れるゾ!!」
「イチニイサンシイ・・・・18人か。マアマアだな。合格としよう。」
「ハハァ~ン、この一番前の真ん中にポジション取りしているのが、あのお地蔵姉ちゃんか。」
「この人は、オツムが弱いので、出来なくても気にせずにどんどん進めろ、だったわね。」
「ゲッ!! あのUFOジジイが最前列にいるゾ。しかも、男性はこの人一人だけだ。」
「ナァ~ンか、難しそうな顔をしているなァ~。」
「こんばんワァ~。代行のKでぇ~っす。よろしくお願いしますっ」
「ウ~ン、反応悪いなァ~。」
「前がこーんなに空いていますよ。もっと前に詰めてぇー」
「せっかくだから大きく動いて、元を取りましょー」
「・・・・・」
「途中で体調が悪くなったら、遠慮せず、退室してください。追っかけていって引き戻しませんから。」
「・・・・・」
「ナンか、今日はスベるなぁ~」
「マッ、イイッカ。じゃあお手並み拝見・・・・ッと。」
「フゥ~ン、この程度は出来るのねぇ。」
「じゃあ、チョットづつレベルを上げて、出来るとこまで行ってみるか。」
「ありゃりゃ、お地蔵姉ちゃん早くも棒立ちかぁ。」
「悪いけど、無視ね。」
「チョットだけ、アームを付けてみるとするか。」
「オッ!!案外付いて来るじゃない。」
「このクラブの評判どおり、みんなマジメに動いてくれるじゃない。」
「オヤッ?UFOジイサン、動きが手抜きだなぁ~。」
「こんなの簡単すぎるって顔してるわね。」
「エーと、ここまでが用意してきた分だけど、まだ余裕がありそうね。」
「ジャア、チョットばかり方向転換ッと。」
「アッチャー、迷子続出。」
「フムフム、大体レベルがつかめたぞ。あとは、時間まで繰り返しッと。」
「それにしても、大人しい会員ばかりだな。反応がゼンゼンなし。」
「皆さん、息してますかぁ~?」
・・・・・・・・・・・・・・
「じゃあ、最後は前から大きく広げ、深呼吸。」
「水分補給して、各自マットを持ってきて、ストレッチをして終わります。」
「オヤッ?UFOジイサン、いなくなっちゃったよ。」
「ナァ~ンか、感じ悪りぃ~」
end.
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