・・・・・・っということで、時差ボケです。
たった2時間だけれども、なにか脳の活動が異常です。
かなり、このブログでも変なことを書いていると、自覚しています。
スミマセン。m(_ _ )m
・・・・・・ってなことで、今回の出張最後の日は、観光に出かけた。
日本からの旅行者二人と一緒になった。(残念ながら二人とも男性。)
一人は定年後をエンジョイする元農林試験官のS氏だった。
車中から町を眺めながら、
S氏:「あの人達は、昼間も歩道とか、カフェで仕事もせずにああやって過ごしているんですよねぇ、若い人も。」
私:「そうですねぇ」
S氏:「いったい彼らはどうやって生活しているんでしょうねぇ」
私:「そうですねぇ」
S氏:「この国の給料っていくらくらいなのでしょうね?」
私:「私の知っている限り、工場の熟練工で$100/月くらいですね。」
S氏:「そんなに安いのですか!!」
私:「今回の我々3人分の半日観光代と、だいたい同じですね。」
・・・・・・ってな会話をした。
少なくとも、この国では衣食住に日本ほど困らない。
気候も温暖だし、地震がないから家にも金がかからない。
食べ物だって果物が豊富で、困ったら木に登ってバナナを食べる手もある。
第一、ここは三毛作の国である。
日本の農家が苦労して年に一回の稲の刈り入れをするのに、ここでは三回も収穫できる。
コメはこの国の大事な輸出産品である。
・・・・・・っと、ここまでの説明で、まだ大きなことがいくつか抜けている。
まず、親戚の絆が日本と違うことである。
親類の中で、多少仕事にあぶれている者がいても、だいたいみんなでカバーしあう。
そのうち何とかなるのである。
いま日本では契約社員が解雇されて、大騒ぎになっているが、こちらでは日本ほど大問題にはならないであろう。
ましてや、解雇が理由で自殺するなんて、思いもよらない。
(この国の自殺者は年間3人程度と聞いたことがある。)
日本で所得格差といって騒いでいるが、他の国に比べれば、ずっとマシである。
この国では月給$100だって、家族が十分食っていけるのである。
もう一つ大事なのは、この国の人達は基本的にOptimistなのである。
200kmの穴を掘って、15年間アメリカと戦争するなんて、よっぽどのOptimistでなければ出来ない。
日本人は、すぐにバンザイ突撃だ。
諦めが早すぎる。
・・・・・・っと、こんなことを書いていくと、いつまでも終わらないので、いい加減に切り上げるとする。
私が言いたいのは、海外に出てみることです。
そうすれば、日本が見えてくるのです。
当たり前な言い方かも知れませんが。
どっちが幸せかなんて、簡単に言えません。
今回の海外出張で感じたことは、日本人はもう少し「楽観的」に物事を考えるべきだということです。
「楽観的な考え」というのは、「粘り強い考え」にも繋がるということです。
未曾有の不況なんて言って騒いでいますが、
15年くらい耐え忍ぶ覚悟でいれば、
案外楽しく暮らせると思うのですが・・・・・・どうでしょう?
end.
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